米Googleは米国時間8日(日本時間9日)、Androidの最新のメジャーバージョンとなる「Android 11」の正式版をリリースした。Android 11は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、本来の計画とは異なる形での発表及びスケジュールとなったが、ついにベータ版ではなく最終的な正式版の登場となった。
過去のバージョンの時と同様に、まずは一部の機種に向けたリリースからとなり、具体的にはGoogleの自社ブランド製品である「Pixel」シリーズの他、OnePlusやXiaomi、OPPO、realmeの製品などから順次利用できるようになる。もちろん他のメーカーの製品についても今後順次対応予定となっている。
Androidも世界的に普及し、ローエンドからハイエンドまで幅広いスペックの製品への搭載も進み、高水準に達していることもあり、今更驚きの新機能は出てこなくなってきたが、Android 10から着実な正常進化を果たしている。
加えて、目を引く新機能がないこともない。
例えば「YouTube」などでの配信に便利な「画面録画」機能が導入された。画面を動画として録画できる機能は様々なアプリですでに利用できるので、目新しいこともないが、OS標準機能としての搭載で、より身近になると思う。
また、Android 11は「コミュニケーション」「コントロール」「プライバシー」という3つのテーマを軸に進化を遂げており、それぞれに新機能や改善がある。
コミュニケーションでは、従来のように「アプリ」毎に通知をまとめるのではなく、「人」を軸に通知をまとめることができるようになっている。例えばAさんからの電話着信、メール、SNSの新着の通知は、Aさんという人でひとまとめにチェックできるというわけだ。今なら電話アプリの通知、メールの通知、Twitterの通知、といった具合にアプリ/サービスごとに通知が括られているが、それが人単位になるので、便利かもしれない。ただ、普段、家族や友人など決まった数人とのコミュニケーションが中心という場合、これが便利かどうかまでは分からないようにも思うので、日々使って試してみたいところだ。
コントロールでは、スマートデバイスの操作が楽になる。
照明などスマートフォンで操作できるスマート家電を導入している方は徐々に増えてきていると思うが、家電の操作にスマートスピーカーを介している場合を除き、スマートフォンでの操作には多少の面倒臭さがある。スマートスピーカーを介した場合は、喋るだけで操作できて楽だが、スマートフォンの場合はいちいちスリープ解除し、専用アプリを起動し、操作ボタン等をタップする、といった一連の操作が必要だ。
しかし、Android 11では電源ボタンを長押しするだけで、スマートデバイス等の操作パネルを表示できるので、今までよりも操作手順が短くなる。これはスマートデバイスだけでなく、お店の会員サービスアプリや電子マネーアプリ、ポイントアプリなどにも適用できる機能で、それらの操作が手軽になる。
プライバシーに関しては、主にプライバシー情報を扱う権限設定での改善が注目だろう。
Android 11では、プライバシー情報へのアクセス許可を1回限り与えたりといったように、その場限りでのとりあえずの権限付与ができる。また、しばらくの間使わなかった場合に権限付与が自動的にリセットされるようにもできる。
【情報元、参考リンク】
・Google/Turning it up to Android 11
・Google/Android 11公式サイト
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