<▲図:Mi 10 Lite 5G> |
「かえトクプログラム」を利用した場合、すなわち13か月目から25か月目までに新たな機種に買い替えをし、Mi 10 Lite 5Gを返却する場合には分割支払金の最終回分の12,840円が支払い不要になるので、2年間の実質的な負担額は29,900円となる。
10万円超えの機種ばかりの現在の5Gスマートフォン・ラインナップにおいて、数万円の価格設定の製品はMi 10 Lite 5Gと「ZTE a1」のみ。ZTE a1は59,980円で「かえトクプログラム」適用時の実質負担額は36,340円。このZTE a1と比べてもMi 10 Lite 5Gは安価であり、ようやく手を出しやすい機種が登場した、と言ってもいいと思う。
では、そのMi 10 Lite 5Gの性能は? というと、それなりにバランスを取った製品に仕上がっている。
ディスプレイは約6.6インチで2,400 x 1,080ドットの有機ELで、CPUはQualcomm Snapdragon 765G 5Gで、メモリは6GB、ストレージは128GBとなっている。バッテリー容量は4,160mAhで、ボディサイズは約75 x 164 x 8.7mm(最厚部は9.9mm)、重さは約193gとなっている。若干大きめのスマートフォンだが、ベゼル(額縁部分)はそれなりの細いので、画面サイズの割にはボディは十分絞れている。
モバイル通信では5G、4G、WiMAX 2+に対応し、5Gでは下り最大2.1Gbpsに対応する。
Wi-Fiは残念ながらWi-Fi6には非対応だ。具体的にはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠に留まる。
カメラは低価格機種としては注力されていて、背面のメインカメラは何と4眼カメラとなっている。
注意したいのは同じく中国メーカーであるOPPOの製品と同様に、OSは純粋なAndroidではない点だ。シャオミのMi 10 Lite 5Gも厳密には「MIUI 11」というOSを搭載する。しかし、このOSのベースはAndroid 10であり、実質的にはAndroid 10スマートフォンといっても問題ない。というのも、Google Playストアも普通に使えるし、一般のAndroidアプリをインストールして利用できるからだ。何よりauは価格一覧などのページにおけるプラットフォーム区分では、Mi 10 Lite 5Gも「Android」と表記している。
5万円以下の5Gスマホとしては、現時点ではau唯一の選択肢なので注目だ。
なお、予約受付はすでに始まっている。
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop