<▲図:光触媒スプレーの使用イメージ> |
光触媒スプレーでは、シャープが複合機の開発で培った光半導体技術や粉体加工技術などを応用した、独自の可視光応答光触媒によって、ニオイ成分や菌、ウイルスなどを酸化分解することができるという。
光触媒は、光が当たると表面に強い酸化力が発生し、それによって前述のようにウイルスなどを分解する。
そして、シャープの光触媒は、一般的な光触媒よりも広い波長範囲の光に反応する。実際に、屋内照明のわずかな光でも優れた分解能力を持つという。
光触媒スプレーは、壁紙や床、家具のほか、衣類などにもスプレーして使うことができる。
さらに、光触媒は作用し続けても消費されず噴霧した場所に留まるため、効果は長時間持続するという。ただし、吹き付けた衣類を洗濯したり、拭き取ったりした場合には再度噴霧する必要がある。
同社のスプレーによる消臭・抗菌・抗ウイルス効果の結果を見てみると、対象によって十分な結果を得られるための時間は異なる。例えば抗ウイルスに関しては、蛍光灯下でウイルス感染価が約4時間後に99.9%低減したことが試験で確認されたという。
なお、商品の内容量は200mlで、価格は3,828円(税込)。
当初の月産本数は3,000本で、まずはSHARP COCORO LIFEのECサイト「COCORO STORE」で販売開始となっていて、すでに現時点では在庫切れとなってしまっている。しかし、順次販売チャネルが拡大される予定なので、しばらく待てば少しずつ入手しやすくなってくるはずだ。
【情報元、参考リンク】
・シャープ/プレスリリース
・COCORO STORE/光触媒スプレーの販売ページ