<▲図:Speed Wi-Fi 5G X01> |
ただし、au Online Shopでの取り扱いはないので注意して欲しい。また、実店舗での販売に関しても、購入手続き当日の持ち帰りはできず、取り寄せとなる。
買って持ち帰ってすぐに使える、という訳にはいかないのは残念だが、モバイルWi-Fiルーターにおける5G対応製品を求めていた方には待望の機種なので、多少の我慢は致し方ないところかもしれない。
Speed Wi-Fi 5G X01は、5Gと4G LTEに両対応し、5Gエリア外では4G LTEでの通信もできるので、通信可能エリアに困ることもない。
さらに、5GではSub6/ミリ波の両方に対応し、最大で下り側が4.1Gbps、上り側が481Mbpsという速度に対応する。しかし、4.1Gbps対応は、今夏以降にリリース予定のソフトウェアアップデートを導入することで行われる形なので待つ必要はある。それまでの間は、下り最大2.8Gbps、上り最大183Mbpsとなる。
また、4G LTEだけでも十分に速い。4G LTEでは下り最大1Gbps、上り最大112.5Mbpsに対応している。
4G LTEや5Gといったモバイルデータ通信の速度が速くなっても、スマートフォンやパソコンなどのクライアント機器とルーター間の速度が遅ければ、その意味も薄れてしまうので、Wi-Fiや有線LANの対応規格も重要だ。その点、Speed Wi-Fi 5G X01は、Wi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応し、最大で下り1.2Gbpsでのワイヤレス通信が可能なので十分だ。Wi-Fi機器は最大で同時に16台まで接続できる。
加えて、2.5GBASE-Tの有線LANポートも搭載しているので、有線LANなら、5Gの速度をさらに活かせる。しかも、有線LANポートはSpeed Wi-Fi 5G X01本体に内蔵されているので、別途オプション機器を接続する必要もなく、シンプルかつ便利だ。
有線接続については、LANポートの他にUSB 3.0ポート(Type-C)を介しての通信もできる。
有線LANポートが内蔵されていたり、バッテリー容量が大きいこともあり、ボディサイズは大きい。約157 x 84 x 16mmで、重さは約265gだ。バッテリー容量は4,000mAhで、5Gでは連続で約220分、4G LTEでは約460分の通信が可能となっている。欲を言えば、この際、もう少しボディが厚くても構わないので、バッテリー容量をさらに増やし、5Gでの連続通信時間を伸ばして欲しい、と思わなくもないが、この辺りは人それぞれ望むボディサイズと通信時間のバランスが異なると思う。
なお、auでは、Speed Wi-Fi 5G X01の発売に合わせて、新料金プラン「ルーターフラットプラン80(5G)」の提供を開始することも明らかにした。このプランは、2年契約の場合には月額6,980円だが、今回は「5Gルータースタートキャンペーン」での1,000円引き(48カ月間)と「5Gルータースタート割」の1,000円引きを合わせて、多少お得に利用できる。少なくとも翌月から48カ月間は月額4,980円で、49カ月目以降は6,980円となる。
【情報元、参考リンク】
・Speed Wi-Fi 5G X01製品ページ
・KDDI/プレスリリース