<▲図:Xperia 10 II> |
これら4機種は今春からサービス提供が始まった「5G」には非対応の、いわゆる4Gスマートフォンで、2万円台から4万円台と中価格帯に位置し、それぞれに魅力を持つ、コストパフォーマンスに優れたモデルだ。
2年経過後に返却することで36回分割のうち12回分の支払いが不要となる「スマホおかえしプログラム」の対象機種ではないので、返却のことを考えずにシンプルに購入できる機種でもある。そのことも含めて手を出しやすいスマートフォンだと思う。参考までにドコモオンラインショップでの価格は下記の通りだ。
- Xperia 10 II:41,976円
- arrows Be4:23,760円
- Galaxy A41:37,224円
- LG style3:41,976円
Xperia 10 IIは、約6インチでフルHD+の有機ELディスプレイを搭載するスマートフォンで、CPUはQualcomm Snapdragon 665、メモリは4GB、ストレージは64GBで、背面のメインカメラはトリプルレンズカメラだ。
arrows Be4は、主にスマートフォン初心者などを対象としたスマートフォンで、操作がシンプルな「シンプルモード」、子供向けの「ジュニアモード」などを搭載するが、もちろん普通のAndroidスマートフォンと同じように様々なホームアプリを使える。また、指紋認証センサーを操作パッドとして活用できる機能も便利だ。指紋認証センサーで拡大縮小などの操作もできる。
<▲図:arrows Be4> |
続くGalaxy A41は、約6インチの有機ELディスプレイを搭載するスマートフォン。メモリが4GB、ストレージが64GBといった点はXperia 10 IIと同じだが、CPUはQualcomm製ではなく中国のMediaTek製のMT6768。サムスンの「Exynos」シリーズでもないので気になる点だが、例えば「Galaxy Feel2」に搭載されている「Exynos 7885」と比べて約37%処理速度が向上しているという。そのため、性能面で特に不安視することもなさそうだ。
<▲図:Galaxy A41> |
LG style3には、1世代前のSnapdragonのハイエンドモデルである「Snapdragon 845」を搭載する。メモリは4GB、ストレージは64GBだ。ディスプレイは6.1インチで解像度が3,120 x 1,440ドットと、今回の4機種の中では最も解像度が高い。ただし、カメラについては、トリプルではなくデュアルカメラ。とはいえ、メイン側は約4,800万画素のセンサーを採用するなど、悪くはない。
<▲図:LG style3> |
arrows Be4は初心者向けで、それ以外の3機種は似たようなレベルのスマートフォンだが、それぞれに若干スペックが異なるし、注力している点も違う。何を重視するかで選択が変わってくると思うが、基本パフォーマンスに関してはどれを選んでも、大きな不満が生じることはなさそうだ。
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/Xperia 10 II製品ページ
・ドコモオンラインショップ/arrows Be4製品ページ
・ドコモオンラインショップ/Galaxy A41製品ページ
・ドコモオンラインショップ/LG style3製品ページ
・ドコモオンラインショップ