<▲図:moto g8> |
記念すべきmineo初のモトローラ製スマートフォンとあるmoto g8の価格は一括で22,800円、24回の分割払い時の月額は950円と、手を出しやすい価格設定だ。それでいてオクタコアCPU、4GBメモリ、64GBストレージ、さらには背面にトリプルカメラ+深度センサー構成のメインカメラを搭載と、価格比でも魅力的な構成となっている。
また、4,000mAhと大容量のバッテリーを搭載し、カタログスペック上は最大40時間の連続駆動が可能とされている。もちろん、ゲームアプリを長時間プレイすればそこまでは持たないだろうし、逆にあまり使わなければ、さらに持つだろう。
mineoはNTTドコモ(以下、ドコモ)、au、ソフトバンクと、3キャリアの回線インフラを使ったサービスプランを提供していて、ユーザーは使用端末に応じて、または好みに応じてプラン選択を自由にできるが、moto g8はドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの通信方式をサポートしているので、どのプランを選んでも構わない。もちろんそれぞれで通信エリアや通信速度は異なる。
<▲図:スペック表> |
moto g8は前述したようにCPUはオクタコアのQualcomm Snapdragon 665で、メモリは4GB、ストレージは64GBと、価格の割に基本部分が良いので、普段使っていてストレスを感じる機会は少なそうだ。
メインカメラも1,600万画素カメラと800万画素の広角カメラ、200万画素のマクロカメラ、深度センサーで構成されるマルチレンズカメラとなっていて、かなり多くのシーンをカバーし、活躍できるだろう。前面のサブカメラは約800万画素だ。
そしてバッテリーも前述したように4,000mAhと大容量だ。
では、どこでコストカットをしているのかというと、ディスプレイの解像度が若干低い。サイズは約6.4インチで、解像度は1,560 x 720ドットだ。縦長なので分かりづらいかもしれないが、要するに基本的にはHD解像度のディスプレイを縦方向に追加し、縦長にしたものとなる。フルHD以上の解像度のディスプレイに慣れていると物足りなく感じるかもしれない。とはいえ、スマートフォンのスペックにそれほどのこだわりがない方はすぐに慣れてしまうだろう。
もう一点注意したいのはWi-FiがIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)しかサポートしていないことだ。
HD+解像度のディスプレイのスマートフォンなので、超高解像度の動画をストリーミング視聴するようなこともないので、これで十分だとは思うが、普段、家のパソコンやタブレットなどで11ac、11nなどで5GHz帯でWi-Fiを利用している場合、11nの2.4GHzだと遅く感じるかもしれない。とはいえ、普通にWebサイトを見たり、SNSやYouTubeで動画を見る分には問題ないだろう。Bluetootは5.0対応だ。
指紋認証センサーも搭載している。
本体サイズは75.8 x 161.3 x 9.0mmで、重さは約188.3g。
OSはAndroid 10だ。
価格を考慮すると、重視すべき部分と落とす部分をハッキリと分け、多くのユーザーにとってバランスの良さと魅力を感じさせる設計になった魅力的なスマートフォンだと言える。mineo自体も格安SIM/スマホサービスの中では高品質の部類に入るため、通信サービスとのセットで考えてもmoto g8は良いパッケージの一つとなりそうだ。
【情報元、参考リンク】
・mineo