<▲図:本体自体に有線LANポートも搭載する5G対応モバイルルーター> |
最終的な通信速度性能は通信キャリアの5G商用サービス上の値に左右されるが、製品としての性能は受信時(ダウンロード側)最大約4Gbps、送信時(アップロード側)最大約0.8Gbpsでの通信が可能となっている。
あくまでも理論上の速度ではあるが最大4Gbpsと、もはや単に「Gbps超え」と言う範囲を大きく超えている。
こうなると、仮に現実的にユーザーが利用する際の実効速度で1Gbpsを超えた場合でもWi-Fiや有線接続時のクライアント機器(パソコンやスマートフォン、タブレット等)とルーター間の速度がネックになりかねないくらいだ。
そのため今回発表された新モバイルルーターではWi-FiはWi-Fi6対応で、有線も2.5GBASE-T LANに加えてUSB 3.0に対応し、Wi-Fiと有線どちらも高速対応させ、さらに同時使用も可能としている。
また、Wi-Fiでは最大で16台までの機器の同時接続が可能なので、家で固定回線代わりに使うという用途もいいかもしれない。超高速回線だけに16台の上限一杯まで繋いで、その全ての機器で同時にインターネットを利用したとしても、それぞれで十分実用的な速度が確保されそうだ。
とはいえ、もちろん高周波数帯の電波で安定して高速通信するには基地局との距離が近く、間に障害物が少ない、同エリアにユーザーが少ないなど、複数の好条件が重なる必要があるので、実際にどれほどの速度が得られるのかはまだ分からない。とはいえ、今までとは全く異なる時代へと突入することは確かだろう。
なお、本体サイズは約157 x 84 x 16.1mmで、重さは約280g、バッテリー容量は4,000mAhだ。ちなみに4G LTEでは受信時最大約1.6Gbps、送信時最大約75Mbpsだ。
【情報元、参考リンク】
・シャープ/プレスリリース
・ドコモオンラインショップ
・au Online Shop
・ソフトバンクオンラインショップ