<▲写真:左からロッシ選手、ドヴィツィオーゾ選手、マルク・マルケス選手 ©motogp.com> |
配信番組はスポーツ総合CSチャンネル「日テレジータス」の放送内容なので安心です。今シーズンも硬派な実況でMotoGPを楽しむことができます。加えて、今シーズンも日テレジータスの中継番組に加えて、オンボードカメラ映像、ライブトラッキング映像、空撮カメラ映像も配信されますので、好みに応じて、それらの配信へ切り替えての視聴も可能です。
残念ながらアーカイブ配信に関する言及はないので、おそらく今年もリアルタイム配信のみでしょう。可能ならば1週間程度で構わないのでアーカイブ配信してくれれば時間に縛られずに視聴できて助かるところですが、それに関しては2021年シーズンでの導入を期待したいところです。
Huluのリアルタイム配信番組はスマートフォン、タブレットのほか、テレビ、パソコン等、幅広い機器で視聴できます。ただし、テレビでの視聴に関してはChromecast、Apple TV、Amazon Fire TVなど、一部の機器を介する必要があるので注意が必要です。リアルタイム配信番組の視聴が可能な機器については公式サイト内のこちらのページを参照下さい。
2020年のMotoGPは3月6日(金)開幕のカタールGPから始まり、11月13日開幕の最終戦バレンシアGPまで全20戦が予定されています。
Huluでのリアルタイム配信は3月7日(土)21時半のMoto3のカタールGP予選Q1から開始となります。
カタールGPにおけるMotoGPのセッション日程では、同日23時20分からFP4が始まる予定です。予選Q1は8日0時、Q2は0時25分からの予定です。一方、決勝レースはMoto3が8日21時、Moto2が22時20分、MotoGPは9日0時スタートの予定です。ヨーロッパラウンドの場合にはMotoGPの決勝レースは日本時間の21時台スタートが基本なので、日本でも視聴しやすい時間帯ですが、カタールGPは深夜なので若干視聴しにくいですが、楽しみです。
とはいえ、今シーズンに関しては新型コロナウイルスの影響がMotoGPにも及ぶかもしれません。
初戦のカタールGPに関してはすでに影響を受けています。先日同地で行われた合同テストには日本人スタッフが多く参加していますが、少なくともホンダ、スズキの日本人については開幕戦までの間も現地に留まることが明らかになっています。日本に帰国した場合、グランプリ期間中の再入国が不可能になる可能性が高いためとされています。ドゥカティのイタリア人スタッフも同様に措置を採る可能性があるかもしれません。
周知の通り、イタリアでも新型コロナウイルスの感染者が急増しています。イタリアGPは5月31日なので影響しない可能性もありますが、場合によっては中止/延期となる懸念もあります。
第2戦のタイGPは現時点では開催予定ですが、4月6日開催予定のアメリカズGPも中止/延期の可能性を否定できません。米保健当局も25日に新型コロナウイルスの米国内での流行を避けることは困難だとし、米国民に対して備えるよう警告しました。米国ではインフルエンザ患者及びその死者数が莫大な数に上っていますが、その中には新型コロナウイルス感染者も含まれているとの懸念があります。万一米国でも新型コロナウイルスの感染者が急拡大すると、アメリカズGPの開催も不透明になってきます。
こうした懸念はMotoGPに限らず、F1などの4輪モータースポーツでも同じですし、他のスポーツにおいてもです。しかし、重要なのは新型コロナウイルスの感染拡大を一刻も早く止めることです。ファン心理としては通常通りの開催を望む気持ちはありますが、すでに日本でも他人事ではない状況下にあるだけに、最優先すべきは新型コロナウイルスの鎮静化です。
今年は異例のシーズンになる可能性がありますが、開催されるグランプリについては関係者、来場者に感染者が出ず、誰もが安心して楽しめるイベントとなることを願いつつ、家でHuluや日テレジータスなどでMotoGPの配信を楽しみたいところです。
なお、Huluでは2週間の無料トライアルが可能なので、未加入の方は無料トライアルで初戦を視聴してから継続加入の判断をするというのも良いと思います。
最後に今シーズンのMotoGPの見どころですが、まず日本人ライダーの中上貴晶選手が3シーズン目に突入します。昨シーズン後半戦は怪我のため調子を落とし、終盤戦に至っては治療のために欠場することになり、不完全燃焼だったと思いますが、今年は昨シーズン前半戦のような勢いを再び見せ、トップ10フィニッシュ、願わくばトップ5フィニッシュの常連になることを期待したいところです。
ホンダ勢ではマルク・マルケス選手のタイトル連覇記録、弟アレックス・マルケス選手にも注目でしょう。
そして今シーズンのタイトル争いでは昨年大活躍したファビオ・クアッタハッホ選手、ヤマハファクトリーのバレンティーノ・ロッシ選手、マーベリック・ビニャーレス選手、スズキのアレックス・リンス選手、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手のパフォーマンスにも注目でしょう。
昨シーズンは結果的にマルケス選手の独走でしたが、今年の新しいタイヤはヤマハ、スズキのマシンに合っているのでは? との話も聞こえてきており、ヤマハ、スズキ勢がマルケス選手とタイトル争いを繰り広げる可能性があります。そうなると面白いですね! マルケス選手、クアッタハッホ選手、ロッシ選手、ビニャーレス選手、リンス選手、ドヴィツィオーゾ選手ら6人ほどのライダーによるタイトル争いになると最高ですね。
【情報元、参考リンク】
Hulu