NTTドコモ(以下、ドコモ)は20日より動画共有アプリ「MARKERS」の提供を開始した。利用料金は無料で、ドコモの回線契約のない方、例えばauやソフトバンクのユーザーなど、誰でも利用できるオープンなサービスとなっている。
動画の共有方法といえば、今ではYouTube、Twitter、Facebook、LINEなど数多くあるので、それら既存サービスとの違いが気になるが、MARKERSはその名の通り、動画の任意のシーンに「Marker」と名付けられた印を付けられ、手軽にそのシーンを視聴できるのが大きな特徴となっている。
Markerは撮影中に付けることもできるし、視聴時に付けることもできる。さらに、一つの動画内で複数のMarkerを付けることもできる。Markerシーンの頭出し再生なども可能な上、Markerを付けたシーンだけを繋いだダイジェスト動画の作成もできるので、上手く活用すればダイジェスト動画を効率良く作れる手段の一つにもなるかもしれない。
さらに、家族や部活、サークルなどの特定のグループ内での動画共有のほか、グループ内でのライブ配信も可能となっている。
ただし、一つのグループ内で共有できる動画の「総容量」は5GBから30GBまでとされている。この制限はグループ内で共有している全ての動画の容量を合計したものであって、動画一つ一つのサイズではない。
また、5GBから30GBと幅があるのは、そのグループのメンバー数によって変わってくるからだ。メンバー数が5名までの場合には5GBまで、29名までの場合は1GBかけるメンバー数まで、すなわち20人なら20GB、29人なら29GBだ。そして30名以上の場合は人数によらず30GBまでとされている。
動画は自分用としてクラウドに保存して時系列で整理することも可能だ。グループ内で次から次に新しい動画を共有し、古い動画を削除していくような場合には、残しておきたい動画だけクラウド保存しておけば良さそうだ。
前述したようにドコモのスマートフォンのユーザーでなくとも、アプリをインストールすれば誰でも利用可能なので、関心がある方は試してみよう。
実際に便利なのかどうかはそれなりの時間使ってみないことには何とも言えないが、家族、友人、部活やサークル、スポーツチームなど、複数人で構成されるグループ間での動画共有が多い方は試してみると便利かもしれない。
なお、アプリはAndroid 6.0以降、もしくはiOS12.0以降のOSを搭載するスマートフォン、タブレットで利用できる。
「MARKERS」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。
【情報元、参考リンク】
・MARKERS公式サイト
・NTTドコモ/プレスリリース
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