<▲図:5G evolution、6Gの技術コンセプトイメージ> |
一方、その次の世代となる6Gは2030年頃のサービス提供開始を目指したシステムで、5Gよりさらに進化する。では、6Gの世界とは? そのイメージがドコモの公開資料から見えてくる。
まず、ドコモは2018年から5Gの高度化(以下、5 evolution)と6Gに向けた検討及び研究開発を開始している。
5Gの検討開始時期は2010年頃で、商用サービスが2020年であり、おより10年ほどの周期で世代交代をする流れにある。もちろん6Gが10年後にサービス提供開始となるかどうかは分からないが、ドコモがそれを目途に開発を進めているのは確かで、2030年頃を楽しみに待ちたいところ。
さて、5Gでも4G時代までと比べて高周波数帯を活用することになるが、6Gではより高い周波数帯を開拓していく見込みだ。それに向けて、すでに2018年には150GHz帯の超広帯域電波伝搬測定装置の開発に成功しており、100GHz超の周波数帯の活用に向けた研究開発は進行中だ。
当然6Gでは、5Gの「高速」「大容量」「低遅延」「多数接続」といった特徴をさらに高めるという。そして、従来は十分なエリア化が難しかった「空」「海」「宇宙」などへの通信エリアの拡大も目指している。
ドコモの技術コンセプトイメージを見ると、「充電不要な超低消費電力端末」「誤差10cm以下の超高精度位置情報サービス」などの記載もある。これらの実現もとても楽しみだ。
<▲図:5G evolution、6Gのユースケースイメージ> |
【情報元、参考リンク】
・ドコモ/プレスリリース