<▲図:Galaxy A20> |
実店舗では15日より順次発売で、公式通販であるUQオンラインショップでは15日9時から販売開始となる。
UQモバイルの通信品質はとても優れているので、数多い格安SIM/スマホサービスの中でも筆者自身オススメしやすいサービスの一つだ。最安値を探せば他にもあるが、一日のうちのどの時間帯でもソツなく繋がるので使いやすい。
さて、新製品のGalaxy A20だが、価格が税込みで約24,000円ということからも分かるかもしれないが、初心者、スマートフォンへのエントリー層に向けた製品となり、スペックは中価格帯以上の機種と比べると劣る部分がある。一方で基本的なパフォーマンスは良く、ディスプレイの解像度が高くない点に不満がなければライトユーザーには悪くない選択肢と言えそうだ。
ディスプレイは5.8インチで解像度が1,560 x 720ドット。特殊な解像度に見えるのは縦長ディスプレイのためで、横は720ドットと、標準的なHD解像度のディスプレイと同じだ。すなわちHD解像度のディスプレイを縦方向に拡張したイメージだ。拡張された分、縦方向には1,560ドットと、標準的なHDとフルHDの中間レベルの表示領域を確保しているので、WebサイトやSNSなどの閲覧には向いている。あまりスクロールをしなくても一画面にかなりの情報を表示できるので使いやすいだろう。一方で上の方には指が届きにくいかもしれない。
OSはAndroid 9、CPUはサムスン電子のExynos 7884Bで、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GBとなっている。また、外部メモリとして最大512GBまで対応するmicroSDカードスロットを搭載する。
「おサイフケータイ」、防水・防塵仕様といった国内で使う際に便利な基本的仕様も備える。
エントリーモデルなのでLTEの通信速度が気になるところだが、下り(ダウンロード側)最大225Mbpsに対応する。また、Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/acをサポートする。Bluetoothは5.0対応だ。
本体サイズは約150 x 71 x 8.1mmで、重さは約151g。
基本的にGalaxy A20は悪くない製品だと思うが、実際に購入を検討する際には同じく冬モデルの「AQUOS sense3」と比較するかもしれない。AQUOS sense3も端末価格は同じだからだ。
それでいてAQUOS sense3はフルHD+解像度のIGZO液晶、Snapdragon 630、メモリ4GB、ストレージ64GBと、基本的スペックが若干上で、ボディもタフネス設計になっているので、個人的にはAQUOS sense3を勧めるが、デザインが全く違うので、その辺りでの好みの差も出てくるかもしれない。とはいえ、対AQUOS sense3で考えるとGalaxy A20は少し厳しい戦いになるかもしれない。一方で、キャンペーンなどでお得さが出てくればGalaxy A20の魅力はさらに増しそうなので、慌てて購入せずに若干様子を見るのもアリかもしれない。
【情報元、参考リンク】
・UQモバイル