<▲図:Googleマップの例(PC用のChromeで表示した場合)> |
本記事では浸水や土砂崩れなど、何らかの理由で通行できない状態にある道路を知る方法をご紹介したいと思います。逆に、現状を個人が手軽に報告し、情報を共有できる方法についても触れたいと思います。
方法は複数ありますし、おそらく今後、各自治体等からも情報公開が進むと思いますが、現時点でスマートフォンやパソコンで手軽に調べられて、使いやすい方法をご紹介します。
一つは「Googleマップ」で、もう一つは「Yahoo!地図(Yahoo! MAP)」です。トヨタの「通れた道マップ」も役立ちますので、先の2つでは情報が不足する場合には併用を勧めます。
Googleマップの利用はスマートフォンでもパソコンでも構いません。
「交通状況」機能の一つとして、「通行止め」「通行止めの可能性がある場所」がそれぞれ「-」を丸で囲んだアイコン、「!」を丸で囲んだアイコンで表示されるようになっています。そして、該当区間の道路上には色別の点線が重ねて表示されます。
<▲図:スマートフォン用「Googleマップ」アプリでの表示例> |
表示されない場合はレイヤーメニューを開いて「交通状況」がオンになっているか確認し、オフならタップしてみて下さい。画面右上の方にある「◇」みたいなアイコンです。
<▲図:情報が表示されないときは画面右上の方にあるアイコンをタップすると上図のようなメニューが表示されますので、交通状況アイコンをタップしてオンにします> |
パソコンの場合は画面左上のメニューアイコン(三本線アイコン)から設定できます。
<▲図:一つ目の画像における左上のメニューアイコン(三本線のアイコン)をクリックするとメニューが表示されます。「交通状況」をオン(青文字)にすることで通行止めなどの状況が表示されるようになります> |
加えて、各アイコンをタップして自分から情報を提供することもできます。
例えば「通行止めの可能性がある場所」をタップすると、「この道路は現在通行止めですか?」という文章とともに「同意する」「同意しない」「わからない」という回答候補が表示されますので、適切なものを選んでタップします。ワンタップで報告は完了し、「ご報告いただきありがとうございました」というメッセージが表示されます。
<▲図:情報報告もアプリから手軽にできます> |
Googleは「クライシスレスポンス」と題した災害情報ページを運営していて、そこでも確認できますが、GoogleマップアプリやGoogleマップのWebページからも普通に情報を見ることができますので、特にスマートフォンではGoogleマップアプリが操作しやすいと思います。
次に「Yahoo!地図」ですが、こちらは情報元が「Googleマップ」とは異なります。「Yahoo!地図」では、ホンダの「インターナビ」搭載車の走行データを元に通行可否の情報を提供しています。
<▲図:「Yahoo!地図」における道路通行実績情報を表示したところ> |
冠水している道路でも車種によっては通行できる場合もあるでしょう。そのような場所では「Googleマップ」と「Yahoo!地図」では通行可否の情報が異なる可能性があります。そのため基本的には両サービスの併用をオススメします。
<▲図:「Yahoo!地図」ではWeb版で通行実績状況を確認できます。ページの上の方に「台風19号の影響による道路通行実績情報はこちら」と書かれたリンクがありますので、そこをクリックします> |
また、「Yahoo!地図」はスマートフォン向けアプリでは通行実績情報を見ることができません。Web版のみです。パソコンでもスマートフォンでも「Yahoo!地図」のWebページにアクセスしなければなりません。そのため、スマートフォンでは「Googleマップ」の方が操作性は上です。一方で、広範囲の状況を一目で確認するには「Yahoo!地図」も優れています。
<▲図:「Yahoo!地図」をスマートフォンのブラウザで表示した例。左図のように広範囲を一変に確認したいときには「Yahoo!地図」は結構見やすいですが、右図のように拡大したときの情報量は「Googleマップ」の方が細かいです> |
いずれにしても両サービスで道路の通行可否の状況を確認できます。
アプリや該当Webページへのリンクは下に掲載しています。
【情報元、参考リンク】
・「Googleマップ」アプリのAndroid版
・「Googleマップ」アプリのiOS版
・「Googleマップ」Webサイト
・Googleの「クライシスレスポンス」ページ
・「Yahoo!地図」Webページ
・「Yahoo!地図」アプリのAndroid版
・「Yahoo!地図」アプリのiOS版
・トヨタ「通れた道マップ」