<▲図:Xperia 5> |
内訳は「Xperia 5」「AQUOS zero2」「AQUOS sense3 plus」「LG G8X ThinQ」「キッズフォン2」だ。ただし、ソフトバンクは米Googleの「Pixel 4」「Pixel 4 XL」も取り扱う。結果、発売時期で括ると今秋・今冬モデルに含めて構わないだろう。そうなると合計で7機種になる。
発売日が最も早いのはPixel 4及びPixel 4 XLの10月24日。その翌日にXperia 5が登場。その後、1か月以上の間が空き、残りの機種が順次リリースされる予定となっている。
新製品のリストは下記の通りだ(発売予定日順)。
- Pixel 4(Google):10月24日
- Pixel 4 XL(Google):10月24日
- Xperia 5(ソニーモバイル):10月25日
- LG G8X ThinQ(LGエレクトロニクス):12月上旬以降
- AQUOS sense3 plus(シャープ):12月上旬以降
- キッズフォン2(セイコーソリューションズ):12月上旬以降
- AQUOS zero2(シャープ):2020年1月下旬以降
AQUOS sense3 plusを除くスマートフォン5機種はいずれもCPUにQualcomm Snapdragon 855を採用している。855は他キャリアも含めて今季のハイエンド機種が揃って採用するハイエンド向けCPU。そのため、ソフトバンクの新製品はほぼ全てがハイエンド寄りの機種だと言える。しかも、AQUOS sense3 plusですらSnapdragon 636、メモリ(RAM)6GB、ストレージ(ROM)128GBと決して低いスペックではない。
キッズフォン2は、スマートフォンライクのタッチ操作で扱うキッズ向けのケータイの最新機種だ。
各機種の概要は以下の通り。
<Pixel 4、Pixel 4 XL>
<▲図:Pixel 4、Pixel 4 XL> |
・メーカー:Google
・発売時期:10月24日
・ソフトバンクオンラインショップ
・詳細記事はこちら
Pixel 4とPixel 4 XLはこちらの記事で詳細を紹介しているので、詳しく知りたい方は参照して欲しい。前述したように厳密には今秋・今冬モデルに数えるものではないのかもしれないが、実質的には含めて構わないだろう。とはいえ、Googleストア等、購入チャネルは他にもある。
Pixel 4、Pixel 4 XLの違いは基本的にはディスプレイサイズ、ボディサイズ、それに伴いバッテリー容量の増量といった点。
CPUはSnapdragon 855で、メモリ(RAM)は6GB、ストレージ(ROM)は64GBもしくは128GB。ディスプレイはPixel 4が5.7インチで、Pixel 4 XLが6.3インチだ。Androidの最新バージョンであるAndroid 10を搭載し、将来的にも最新バージョンをいち早く体験できる機種となる。基本的にシンプルなので、そうした要素を好む方には最適のスマートフォンと言えると思う。
<Xperia 5>
<▲図:Xperia 5> |
・メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
・発売時期:10月25日
・ソフトバンクオンラインショップ
Xperia 5は今夏モデルの「Xperia 1」と基本的に同等クラスのスペックだが、若干小型化したスマートフォン。ディスプレイはXperia 1が4K(3,840×1,644)解像度の6.5インチ有機ELなのに対してXperia 5ではフルHD+解像度で6.1インチの有機ELと、解像度も下がっている。CPU、メモリ(RAM)、ストレージ(ROM)は順にSnapdragon 855、6GB、64GB。
背面のトリプルカメラが極めて優秀なことも大きな魅力。ボディサイズはXperia 1の約167 x 72 x 8.2mmに対して、Xperia 5は約158 x 68 x 8.2mmと、高さが9mm、幅が4mm小さくなっている分、扱いやすい。
ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイ、防水・防塵にも対応する。
<LG G8X ThinQ>
<▲図:LG G8X ThinQ> |
・メーカー:LGエレクトロニクス
・発売時期:12月上旬以降
・ソフトバンクオンラインショップ
本製品はスマートフォン自体は普通だが、特殊なケース「LGデュアルスクリーン」を装着することで、2画面折り畳みスマートフォンのように使うことが可能、という点が大きな特徴。LGデュアルスクリーンは、フリップタイプのケースで、フリップの内側の面がディスプレイになっている。そのためケースを装着して開いた状態だと、2画面折り畳みスマートフォンのような印象を与える。
<▲図:LG G8X ThinQをLGデュアルスクリーンに装着した状態(左側がケースの画面)> |
LG G8X ThinQそのものは至って普通のハイエンド機種で、ディスプレイは6.4インチのフルHD+の有機EL、CPUはSnapdragon 855、メモリ(RAM)は6GB、ストレージ(ROM)は64GBといった基本スペックだ。
注意したいのはスマートフォン自体は防水・防塵仕様だが、LGデュアルスクリーンは非防水という点。装着時は水や埃には注意したい。装着していないときであれば問題ない。また、ケースとの接続はUSB Type-C端子を使う。
<AQUOS sense3 plus>
<▲図:AQUOS sense3 plus> |
・メーカー:シャープ
・発売時期:12月上旬以降
・ソフトバンクオンラインショップ
・端末レポート記事はこちら
AQUOS sense3 plusは、6インチでフルHD+のIZGO液晶を搭載するスマートフォン。他機種と比べると若干スペックが落ちるが、CPUはSnapdragon 636、メモリ(RAM)は6GB、ストレージ(ROM)は128GBと、決して悪くない仕様。
大きな特徴は「Dolby Atmos」への対応、ステレオスピーカー搭載という点で、オーディオに力を入れている。加えて、映像描写についても「リッチカラーテクノロジーモバイル」に対応し、強化している。
おそらくAQUOS sense3 plusのスペックで十分だと感じる方は多いと思うので、ヒット商品となった「AQUOS sense2」同様、AQUOS sense3 plusも価格次第ではヒットしそうだ。最終的にはどの程度値段を抑えられるかが鍵となりそうだ。
<キッズフォン2>
<▲図:キッズフォン2> |
・メーカー:セイコーソリューションズ
・発売時期:12月上旬以降
・ソフトバンクオンラインショップ
本製品に限らず、キッズ向けケータイも基本的にスマートフォンライクになり、物理キーが減ってきた。キッズフォン2もディスプレイへのタッチ操作を基本とするスタイルだ。
それ以外での大きな特徴はカメラを搭載している点だろう。背面に500万画素、前面に200万画素のカメラを搭載する。子供向けケータイとはいえ、何かのトラブルの際などにはカメラが活躍すると思うし、普通に日常的に子供も使うかもしれない。
防犯ブザー関連の機能は従来製品と同じく、ブザーをオンにするとブザー音が鳴り、あらかじめ登録しておいた連絡先に自動的に連絡したり、位置情報が送信されたりする。便利なのはカメラで撮影した写真も添付して自動的に送信できることだ。トラブル時に位置情報だけでは場所を特定し切れない場合でも周囲の写真があれば助けになるはずだ。
学校では禁止されている所もあると思うが、少なくともプライベートではキッズ向けケータイは今の時代、持っていた方が無難だろう。キッズ向けケータイは月々の通信費も安いので、経済的負担も少ない。
<AQUOS zero2>
<▲図:AQUOS zero2> |
・メーカー:シャープ
・発売時期:2020年1月下旬以降
・ソフトバンクオンラインショップ
・端末レポート記事はこちら
AQUOS zero2はAQUOSシリーズの新たなフラッグシップモデルとなるハイエンドモデル。特にゲーム用途を意識した工夫を特徴としている。
240Hz駆動の超高性能ディスプレイ、超高性能タッチパネル、充電しながらのゲームプレイでも端末が熱くなりにくい「パラレル充電」など、最新技術がてんこ盛りだ。パラレル充電は、充電用ICを2つ搭載して併用する技術で、バッテリーの発熱を抑えられる。それに加えて独自の放熱設計によって、放熱性能も高めている。
ディスプレイサイズは6.4インチで解像度は2,340 x 1,080ドット。液晶ではなく有機ELを採用している。CPUはSnapdragon 855、メモリは8GB、ストレージは256GB。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクオンラインショップ
・ソフトバンク/プレスリリース