<▲図:Lenovo Yoga Smart Tab> |
10.1インチのディスプレイを装備し、Android 9を搭載するWi-Fiタブレットだが、可動する特殊なキックスタンドを使ってテーブルやデスク、棚などのフラットな面に設置できるほか、フックなどに掛けて使うことも可能となっている。設置方法に工夫が見られるのは、本製品が画面付きのスマートスピーカー、すなわちスマートディスプレイとしての活用が想定されているからだ。
キックスタンドは使わない時には背面パネル部に綺麗に収納できる。スタンドを出せばデスク上などに角度を付けた形で設置できるほか、前述したようにフックなどに掛けて使うこともできる。スタンドの中央部に穴が開けられていて、フックに掛けられるようになっている。
さすがに冷蔵庫側面などに付けることもあるマグネットフックでは重さに耐えられないかもしれないが、普通の両面テープタイプのフックであれば問題なく掛けられるだろう。ただし、本体が約580gあるので、せめて1kg以上の耐荷重性能を持つ両面テープを使ったフックに掛けたい。個人的にはもっと強力なテープであればその方が安心ではあると思う。可能ならネジ止めタイプなど、より強力に固定できるフックに掛けたい。フックが剥がれてYoga Smart Tabが落下してしまってはあまりに悲しいと思うので、フックの強度には気を付けたい。
<▲図:スタンド中央のホールを使って壁掛けもできる!> |
基本スペックはOSがAndroid 9で、ディスプレイは10.1インチサイズで解像度が1,920 x 1,200ドットのIPS液晶。CPUはQualcomm Snapdragon 439、メモリ(RAM)は3GBもしくは4GB、ストレージ(ROM)は32GBもしくは64GBで、本体サイズは約242 x 166 x 5.5mm(最厚部は24mm)、重さは約580gだ。
バッテリー容量は7,000mAhとそれなりに大容量で、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、Bluetoothは4.2をサポートする。
動画配信サービスなどを使っての映像視聴用途を存分に楽しめるように「Dolby Atmos」対応のステレオスピーカーを搭載している。さらに、冒頭で触れたようにスマートディスプレイとしての活用を想定していることもあり、スマートスピーカー並みにマイクを搭載している。3つのデジタルアレイマイクを搭載し、部屋の中の様々な場所からのユーザーの音声入力に精度良く対応できそうだ。
<▲図:動画視聴にもスタンドは便利だ> |
<▲図:側面にスピーカーを搭載する> |
販売価格は31,800円からとなっている。
個人的には「Google アシスタント」対応のスマートディスプレイの中ではかなり良いと思う。というのも、ボックス形状に近いスマートディスプレイの場合はタブレットとの兼用に向かないからだ。基本的に一度設置したら動かさない、という製品が多い。一方でYoga Smart Tabは基本的にタブレット形状をしていて、キックスタンドを上手く活用してスマートディスプレイ用途に対応する方法を採用しているため、兼用しやすい。
普段はフックに掛けておいてスマートディスプレイとして使う。そしてタブレットとして使いたい時にはフックから外す。これなら置き場所の確保に困ることもないし、かなり利便性が高そうだ。
【情報元、参考リンク】
・Lenovo Yoga Smart Tab製品ページ
・Amazon/Yofa Smart Tab