<▲表:料金表(※クリックして拡大)> |
とはいえ、ドコモの場合は春からスタートした新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」の時点で端末販売と通信サービスを分離していることもあり、今回の改定の焦点は「定期契約」と「定期契約途中解約時の違約金」の2点なので、混乱するほどの内容変更にはなっていない。
料金プランの基本的な内容は「ギガホ」「ギガライト」共に変わりない。
しかし、2年間の定期契約をしない場合の料金と、定期契約がある場合の料金の差額に大きな変化が訪れる。現行プランでは例えば「ギガホ」では1,500円の差だが、改定後は「ギガホ」も「ギガライト」も170円差となる。
定期契約ありの料金よりも、なしの料金の方が毎月170円高いわけだ。
さらに、定期契約ありのプランに加入して途中解約した場合の違約金が、現行では9,500円のところ、1,000円になる。途中解約しても追加で1,000円支払うわけで済むようになるため、気軽に解約できるようになる。
また、違約金が1,000円ということは、月額170円の差額は半年で相殺できてしまうため、ドコモを半年以上継続利用するのであれば、定期契約ありのプランの方が長い目で見ると出費が少ない、ということになる。加えて、先ほど述べたように、仮に解約したとしても1,000円の追加出費で済む。
これらが大きな変更点だが、もう一点、「dカード」「dカード GOLD」での料金支払い時における割引サービス「dカードお支払割」に触れておきたい。
料金支払い方法に「dカード」か「dカード GOLD」を指定すると、前述の差額170円分が値引きされるので、定期契約なしの料金が定期契約ありと同額になる。
そのため「dカード」「dカード GOLD」で支払うのであれば定期契約なしのプランを契約する方が、期間縛りがない分、自由ということになる。
次にケータイ、タブレットやモバイルWi-Fiルーター、キッズケータイなどについて触れたい。「ケータイプラン」は定期契約の有無による差額は月額170円だが、「データプラス」「キッズケータイプラン」では定期契約プランが廃止となり、定期契約なしプランのみとなる。しかも料金は現行の定期契約ありのプランと同額だ。
なお、ドコモは10月から来年の3月末までの間、「dカードお支払割 5%還元キャンペーン」を実施する。このキャンペーンは「dカードお支払割」の適用者を対象に、「dカード」「dカード GOLD」での支払いに対して「dポイント」を通常の1%に4%分を上乗せして、5%還元するという内容だ。店舗次第では最大10%還元にまで達することもできるので、かなりお得だ。
この機会に「dカード」「dカード GOLD」を作ってしまう、というのも悪くはないかもしれない。その一方で、そもそも途中解約時の違約金が1,000円なので、焦って「dカード」「dカード GOLD」を作り、支払い方法に指定する必要はない、とも言える。とはいえ、「dポイント」を効率的に貯めていくには以前から「dカード」「dカード GOLD」は有利だったので、勿論魅力はある。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース