<▲図:AQUOS zero2> |
現時点では販売キャリア、SIMフリーモデル等、最終的に市場に投入される商品展開の詳細は明らかにされていないが、今冬発売予定となっている。旧モデルの「AQUOS zero」がソフトバンクからの発売後しばらくしてから格安SIM/スマホ各社(以下、MVNO)から登場したことにならうと、今回もまずはソフトバンク版からとなるかもしれないが、現時点では分からない。
AQUOS zero2は今冬のAQUOSシリーズにおいては新たなフラッグシップモデルに位置付けられる最高グレードの製品だ。
特に今回はゲーム用途に向けた進化が特徴的で、ハイエンドゲーマーには本当に魅力ある機種と言えそうだ。一方で、ゲーム用途に限らず、一般的な各種アプリに関しても快適なはずなので万人向け製品と言っても構わない。実際、見た目がゲーミングスマートフォンっぽいということもなく、オーソドックスな外観だ。
<▲図:ゲームプレイのイメージ> |
それでいて中身は非常に優れた性能を備えている。
まずディスプレイは約6.4インチで解像度が2,340 x 1,080ドットの有機ELだが、もちろん自社生産品だ。そして、一般的なディスプレイではリフレッシュレートが60Hzのところ、AQUOS zero2では240Hzとなっている。ただ、より正確に言えば、通常の映像表示は120Hz分で、かくフレーム間にブラックフレームを挟み、トータルで240Hz、すなわち秒間で240回の表示をしていることになる。間にブラックフレームを挟む理由は、「網膜残像」を軽減するためだという。
これによって非常に滑らかな映像表示が可能になる上、クッキリとしたクリア感も得られるという。
さらに、タッチパネルの反応速度もそれに伴い240Hzに向上させている。秒間240回のスキャンを行うことで、非常に滑らかなタッチ操作が可能となる。
そのためゲーム用途には非常に優れたスマートフォンだと言える。
心臓部となるCPUにはQualcomm Snapdragon 855、メモリ(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は256GB。さらに、グラフィックが良く、負荷の高いゲームアプリを遊ぶ際に気になる発熱に関しては独自の放熱設計によって対処している。充電時の発熱を抑えるため2つの充電用ICを併用する「パラレル充電」も特徴だ。これによって充電しながらのゲームプレイも安心だ。
OSはAndroid 10で、カメラは背面側がデュアルカメラ、前面側が約800万画素カメラとなっている。背面のデュアルカメラは1,220万画素の標準カメラ(F値1.7、広角78°のレンズ)と、2,010万画素のセンサーと超広角125°のレンズを持つ広角カメラの組み合わせ。
おサイフケータイ、NFC、防水・防塵対応で、カラーバリエーションはアストロブラック、ミスティホワイトの2色。
ボディサイズは約158 x 74 x 8.8mm、重さ約143gだ。
実機レポートは後ほど公開予定だ。
<▲表:AQUOS zero2のスペック表> |
【情報元、参考リンク】
・シャープ/プレスリリース