<▲図:HUAWEI P30 lite> |
さらにKDDIグループで格安SIM/スマホサービスを展開するUQコミュニケーションズが「UQ mobile(UQモバイル)」から8日に「HUAWEI P30 lite」を発売することも明らかにされた。
同じく格安SIM/スマホの楽天モバイルは一足先に、5日より公式サイトでHUAWEI P30 liteの販売を開始している。店頭販売は今後開始予定。
そしてソフトバンクも「Y!mobile(ワイモバイル)」からHUAWEI P30 liteを発売することを5日に明らかにした。ただし、ワイモバイルでの具体的な発売日と価格はまだ公開されていない。もうしばらく待つことになりそうだ。
ファーウェイについては、米中貿易摩擦に絡んで米国による取引規制が実施されてから「HUAWEI P30」シリーズなどの新製品の発売延期や既存製品の取り扱い中止などの措置が相次いだ。
日本でも今夏モデルとして「HUAWEI P30」シリーズが大々的に展開される予定だったが、NTTドコモ(以下、ドコモ)、au(KDDI/沖縄セルラー)、ソフトバンクら通信キャリアを始め、格安SIM/スマホ事業各社が一斉に延期や予約受付の中止措置を採り、不透明な状況が続いていた。とはいえ、一部の格安SIM/スマホ事業者は、米国による制裁の一部緩和の動きが見え始めた段階で販売再開をしていたりと、買おうと思えば買うことはできた。
そしてついに通信キャリアによる取り扱いが再開だ。
ひとまず米Google製のアプリ/サービス、セキュリティ更新などが今後も継続提供されそうだという点がクリアになったからのようだが、OSアップデートについてはまだ分からない。
米トランプ大統領の動きを見る限り、依然として「HUAWEI P30 Pro」の予約受付を再開せずに様子見を続けるドコモの判断の方が適切なようにも思えるが、P30シリーズを待ち続けている方にとっては、早く欲しくて堪らない状態だったとも思うので、auやUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルでの販売開始は嬉しいニュースだろう。
ただし、筆者の意見に過ぎないが、ある程度のリスク込みでの購入だと承知した上で申し込んだ方がいいと思う。日々のニュースを見る限り、やはり不透明な状況は続いているように感じるからだ。
それでも、auやUQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイルのような大手の場合は、仮に何らかの事態が起きたとしても、ある程度のサポートを期待できそうではあるので、購入するなら大手が賢明かもしれない。
ちなみに、製品そのものは価格とのバランスを含めて非常に優れている。
HUAWEI P30 liteシリーズは、3万円台のミドルエンド機種ながら、AIを活用した「AIトリプルカメラ」を搭載したり、メモリやストレージ容量も大きく、ボディデザインの質感も高く、ベゼル(額縁部分)が狭いフロントデザインも先進的だし、素早い認証が魅力の指紋認証センサーも搭載し、Androidスマートフォンとしての基本的パフォーマンスも良好と、優れた仕上がりになっている。
【情報元、参考リンク】
・au Online Shop
・UQモバイル
・ワイモバイルオンラインストア
・楽天モバイル