<▲図:自動音声のメッセージは画面にも表示される> |
警察、救急といった緊急通報はもちろん各国で提供されていて、日本でも110番、119番で利用できる。しかし、当然ながら電話での応対サービスなので喋らなければならない。しかし、今回発表されたGoogleのサービスでは喋らずに画面を操作するだけでそれに合わせた自動音声が相手に状況を伝えてくれる。
怪我や病気等で声を出せない、もしくは状況的に声を出せないなど、喋ることができない場合というのは多々あるはず。
Googleの緊急通報サービスでは、「Medical」「Fire」「Police」というメニューを選択し、必要な情報を選んでいくことで、自動音声がそれに合わせて発話して相手のオペレーターに伝えてくれる。
スマートフォンで利用するサービスなので当然位置情報を扱うこともできるので、現在地を相手に伝えることも可能だ。
自動音声のメッセージは画面上に表示されるので、発信者もどのような音声メッセージがオペレーターに伝えられているのかを視覚的に確認できるようになっている。現在どの部分を読み上げているのかも分かるようになっている(上図参照)。
まずは米国向けに提供されるサービスで、Googleの標準通話アプリに機能として追加されるため、Googleのブランド「Pixel」シリーズなどの一部の機種から順次利用できるようになる見込み。リリース時期はおよそ今後数か月以内だ。
【情報元、参考リンク】
・Google/With a tap on your phone, get help in an emergency