ASUSのゲーミングブランド「ROG」の名を冠した製品だが、もちろんゲーマーに限らず誰でも様々な機器で使える。ゲーミングルーターは基本的に高速かつ安定した通信を行えるので、ゲームに限らず「Hulu」「Netflix」「YouTube」などの動画配信サービスなどにも向いている。具体的に対応するWi-Fi規格は下記の通りだ。
- IEEE802.11ac NitroQAM (2,167Mbps)
- IEEE802.11ac (1,734Mbps)
- IEEE802.11n NitroQAM (750Mbps)
- IEEE802.11n (450Mbps)
- IEEE802.11a/g (54Mbps)
- IEEE802.11b (11Mbps)
もちろんこれはルーター側の対応規格であって、最大限活かすためにはパソコンや各種ゲーム機、スマートフォン、タブレット等のクライアント機器側の対応規格もできるだけ上位規格である必要がある。
一般的なWi-Fiルーターはかなり安価になってきたが、最近は4Kテレビや4Kモニターの価格が下がり、徐々に普及し始めていると思う。それに合わせてAmazonの「Fire TV Stick 4K」やGoogleの「Chromecast Ultra」などで「Netflix」や「YouTube」などの4K動画を視聴する機会が増えた方も多いと思う。インターネット回線が光であり、その経路に何らかのネックが無ければ回線速度は足りていると思うが、家の中に数多くのWi-Fiクライアント機器があると実際にWi-Fiを介したネット回線速度はかなり落ちることもある。
そのためゲーマー向けのWi-Fiルーターは高価だが、速度と安定性を求める場合にはオススメだ。もちろん一般家庭の用途では3万円は高いとは思うが……元々ゲーマー向け製品なので、その点は仕方ない部分だ。
それでは話を一般ユーザーからメインターゲットであるゲーマーに変えて、彼らに向けた機能や特徴を見ていきたい。また、近年はバトルロイヤル系のゲームの人気によって、ライトゲーマーでもラグを気にする機会が増えていると思うし、回線速度にストレスを感じることがあると思う。そういった場合にも、本製品に限らず、高性能なWi-Fiルーターはオススメだ。
<▲図:特徴> |
さて、本製品には大きく分けて掲載した図のように6つの特徴があるが、ゲーム通信を優先化させるゲーミングLANポートの搭載が大きいと思う。
このポートに接続された端末の通信は優先的にパケット処理が行われるので、パソコンやゲーム機でシビアなマルチプレイタイトルを遊ぶ時には非常にありがたい存在だ。また、有線LANポートだけでなくWi-Fi接続時においてもゲームに関する通信を優先的に処理する「Adaptive QoS」という機能もある。
好みが大きく分かれると思うが、ライティング機能も搭載されている。要するに、光る。
しかも、1,680万色以上の色の組み合わせと5つのプリセットパターンによって、自分だけの照明効果を演出することも可能となっている。本製品をインテリアとしても考えると、イルミネーションが綺麗かもしれない。もちろん光が目障りな場合にはライティングをオフにすればいいだろう。
本体のサイズは約221 x 169 x 111mmで、重さは約780g。
下に掲載したのはAmazon.co.jpでの商品リンクだ。
【情報元、参考リンク】
・ASUS/プレスリリース