<▲図:カラーは2色> |
製品パッケージにはモバイルバッテリー本体に加えて、充電専用のUSB Type-C - Type-Cケーブルも同梱される。
いずれはUSB PD対応モバイルバッテリーの選択肢が市場全体で本格的に増えてくると思うが、今のところは出始めの時期に当たり、まだそれほど多くはない。
特に45W以上の高出力製品に限ると本当に少ない。USB PDの規格上の最大出力は100Wなので、来年・再来年には100W出力対応製品も増えるだろう。一方で、最大18W出力の製品はそれなりに増えてきている。とはいえ、安価な製品はそれほど多くもない。それこそ20,000mAhクラスの容量を持つモバイルバッテリーだと、今回登場するBMB-PD201よりも高い製品ばかりだ。
そのため、BMB-PD201は出力こそ最大18Wにとどまるが、スマートフォンやタブレット向けのUSB PD対応モバイルバッテリーの分野では、コスト面で大きな魅力を持っている。USBケーブルが付属しているのも意外と良い点だろう。高出力の充電はケーブルも対応品を用意しないといけないため、いくら手持ちがあるとはいっても仕様の分からない古いケーブルの流用は避けた方がいいからだ。
BMB-PD201には3つの出力ポートが搭載されている。Type-Cが1つ、Type-Aが2つで、出力の詳細は下記の通りだ。
- USB Type-C:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(USB PD2.0/3.0)
- USB Type-A:5V/3A
- USB Type-A:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(QC3.0)
Type-Aも「Quick Charge 3.0」対応なので、スマートフォンを急速充電できる。Type-CはUSB PD対応とはいっても最大18W出力なので、ノートPCやWindows 2in1などの充電には不十分かもしれない。とはいえ、スマートフォン、タブレットを主な充電対象とする製品だと思うので、全く問題ないだろうし、機種によってはWindows PCでも充電できる機種があると思う。
<▲図:出力ポートはUSB PD対応Type-Cのほか、Type-Aが2つ> |
BMB-PD201の内蔵バッテリーを充電するための入力端子は2系統ある。入力専用のmicro-Bと出力と入力兼用となるType-Cだ。Type-Cは出力時と同じように、最大18W対応で、micro-Bも5V/2A、9V/2Aに対応している。
9V/2Aでの充電だと約6時間、5V/2Aだと約9時間半かかる。
本体サイズは約147 x 68 x 25mm、重さは約405g。
【情報元、参考リンク】
・BLUEDOT/BMB-PD201製品ページ
・BLUEDOT/プレスリリース