<▲図:USBで充電できる小型軽量シェーバー> |
今回クラウドファンディングサービス「GREEN FUNDING」において、阿芙から小型のシェーバー「SO WHITE MINI SHAVER」の先行販売が始まった。価格は2,980円。
「SO WHITE MINI SHAVER」は、近年のIT機器風のデザインをした小型軽量のシェーバーで、スマートフォン用アダプタやモバイルバッテリーなどでも充電できるように、USB Type-C端子を搭載している。
フル充電状態からの連続稼働時間は約90分間ということなので、大抵の旅行や出張であれば現地で充電する必要はないかもしれない。中長期になると充電の必要性が出てくると思うが、それでもスマートフォン用の充電機器を使えるので、シェーバーの専用充電器を持ち出さずに済む。入力は5V/1Aなので、市販のアダプター、モバイルバッテリーのほとんどが使えそうだ。
シェーバー自体のサイズは約94 x 35 x 40mmで、重さは約116gだ。
ただ、さすがに入力電圧/電流が低いので、フル充電までは約8時間掛かるという。その点は少々残念だが、寝ている間に充電すればいいので、実用上ネックになってくることはなさそうだ。
肝心のシェーバー部分の設計を見ていくと、一般的なシェーバーよりも回転数が高い、高速モーターを採用している。
刃は独自デザインの三枚刃で、耐食性に優れるステンレス鋼を採用している。肌がヒリヒリしたり、出血するようなことはない、とされている。公開されている刃の形状や構造を見る限り、フィリップスのシェーバーに似ているので、剃り味も似ているのではないかと思う。であれば、少なくともフィリップス製シェーバーのユーザーであれば違和感はなさそうだ。
肌と触れるメッシュ部分の素材にはニッケルシートを使い、ハニカムメッシュ構造を採用する。これによって、あご下やくせ毛、短いあご髭など様々な場所、髭の種類に対応できるという。
メンテナンス性も優れているように見える。IPX5相当の防水性能を備えていることに加えて、ヘッドの構造がパーツごとに脱着できるようになっているので、清掃が必要なパーツのみ外し、サッと水洗いして乾かすだけでよさそうだ。あとはパーツを順番に戻せば元通り。
私自身、普段はフィリップスのシェーバーを愛用していて、旅行などの際にはいちいち持ち出しているが、念のため充電器もスーツケースに詰めているので、正直な話かさばって不満に感じていた。小型のシェーバーも持っているが、予備の乾電池を用意する必要があることと、そもそも剃り味が悪く、結局は使っていない状態だ。もちろん買いなおせばいいのだろうが、それも面倒臭くてそのままだ。そんな背景で本製品を知ったので、かなり興味を持った。
考えてみれば、あまりパワーを必要としない小型家電に関してはスマートフォン用の充電器やモバイルバッテリーの流用ができるはずなので、その範囲が広がって欲しいところ。しかも、今やUSB-PD規格対応の充電器なども普及し始めているので、より流用範囲が広がるはずだ。
試し剃りできないのはネックだが、注目のシェーバーだ。
【情報元、参考リンク】
・「SO WHITE MINI SHAVER」の先行販売ページ