<▲図:WT2 Plusのイヤホンとアプリ> |
同社の楽天市場店、Yahoo!店において販売が始まっており、価格は25,815円(税抜)だ。
Timekettle WT2 Plusの大きな特徴は、ケーブルレスのBluetoothイヤホン型なので持ち運び、装着の際に取り扱い上のストレスが限りなく少ないという点が挙げられる。ケーブルがあるとケーブルの扱いで手間が生じるので、その点、Timekettle WT2 Plusは楽だ。
そして何といっても、36言語(84アクセント)に対応した多言語対応能力と、リアルタイム音声翻訳機能そのものだろう。
ただし、Timekettle WT2 Plusは単体で使う製品ではない点には注意が必要だ。すでに市場には単体で動く翻訳機も色々と登場し始めているが、Timekettle WT2 Plusはスマートフォンとの連携によって動く。具体的にはAndroid 7.0以降もしくはiOS 11以降のOSを搭載したスマートフォンを対象としている。Bluetooth 4.2以降に対応している必要もある。
スマートフォンにアプリ「WT2 Plus」をインストールし、イヤホンとBluetoothで繋げば準備完了だ。
イヤホンは一見すると左右1つずつの一人分と思うかもしれないが、これは二人分だ。ホスト用とゲスト用になっていて、一人が1つを自分の片耳に装着し、もう一人がもう一方のイヤホンをやはり自分の片耳に装着する。
<▲図:利用イメージ。お互いが一つずつイヤホンを装着する> |
それぞれの発言を自動的に検出してリアルタイムに翻訳してくれ、相手のイヤホン側に翻訳した言語で伝えてくれる。聞き取りづらかったらリピート再生することもできる。この辺りの機能はスマートフォンとの連携製品ならではかもしれない。
Timekettle WT2 Plusのイヤホンの重さは約10gなので非常に軽い。サイズの制限から小量のバッテリーしか積めないと思うが、それでも約5時間の連続動作が可能となっている。充電はイヤホンケースに収納することで行うことができ、約1.5時間でフル充電となる。専用ケースにもバッテリーが内蔵されていて、それを使ってイヤホンを充電する形だ。
<▲図:イヤホンとケースのイメージ。実際にはケースはもう1つあります> |
自動的に音声を検出してリアルタイムで翻訳してくれる自動モードのほか、タッチモード、スピーカーモードなども用意されているので、シーンによって使い方を変えて対応できるのも便利だろう。
<▲図:シーンに合わせて3つのモードから翻訳を利用できる> |
なお、現在対応している言語は下記の36言語だ。
日本語、英語、中国語、広東語、韓国語、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、オランダ語、カタロニア語、ギリシャ語、クロアチア語、スウェーデン語、スペイン語、スロバキア語、スロベニア語、タイ語、テルグ語、タミル語、チェコ語、デンマーク語、ドイツ語、トルコ語、ノルウェー語、ハンガリー語、ヒンディー語、フィンランド語、フランス語、ブルガリア語、ベトナム語、ヘブライ語、ポーランド語、ポルトガル語、マレー語、ルーマニア語、およびロシア語
昔は未来の話だと思っていたリアルタイム翻訳機がいよいよ現実の話になってきていて、徐々に製品が増えてきているところを見るに、数年後には翻訳精度も本格的に向上し、旅行程度なら本当に翻訳機だけでスムースにコミュニケーションを取れる時代になっているかもしれない。
【情報元、参考リンク】
・Timekettle WT2 Plus製品ページ