<▲図:Android Qの開発スケジュール> |
今後はBeta 5、Beta 6と続き、その後に正式版がリリースされる予定となっている。正式版は第3四半期(7月から9月)に登場する予定だ。
Android Qのベータ版はAndroidのベータプログラムに加入すれば対象機種のユーザーは比較的手軽にインストールして試すことができるので、関心がある方は試してもいいかもしれない。
ただし、ベータ版は開発中のバージョンなので当然不具合が潜んでいる可能性が高いので、一般ユーザーが興味半分でインストールするのは勧めない。とはいえ、Android 9に戻すこともできるのでそれほど心配しなくてもいいが、少なくとも必要なデータはバックアップしておきたいし、普段「おサイフケータイ」対応サービスを利用している方も避けた方がいい。普段常用しているアプリで使えなくなるものが出てくることを了承した上で試すしかない。
見た目や操作性の面では、Android Qではナビゲーション機能などに変化がある他、ブラックやダークグレーなどをUIの背景色に設定できる「ダークテーマ」にも対応する。
<▲図:ダークテーマ> |
ダークテーマは最近メディアでも見かける機会が増えてきていると思うが、ホワイトベースからブラックベースになることでディスプレイの消費電力を抑える役目も果たしてくれるので、純粋な見た目目的だけではない利点もある。特に有機ELディスプレイの場合は省電力効果はさらに顕著だろう。
なお、Android QのBeta 4は対応機種が結構多いので、日本のユーザーも試しやすいと思う。対応機種は下記の通りだ。ただし、注意したいのは、Beta 3の時には含まれていた「HUAWEI Mate 20 Pro」がリストから外れたこと。ファーウェイとの取引停止の影響がベータプログラムからも見て取れる。
- Pixel
- Pixel XL
- Pixel 2
- Pixel 2 XL
- Pixel 3
- Pixel 3 XL
- Essential Phone PH-1
- Xperia XZ3
- ZenFone 5Z
- LG G8
- OPPO Reno
- OnePlus 6T
- Xiaomi Mi 9
- Xiaomi Mi MIX 3 5G
- Nokia 8.1
- Vivo X27
- Vivo NEX A
- Vivo NEX S
- TECNO SPARK 3 Pro
- realme 3 Pro
【情報元、参考リンク】
・Google/Android Q Beta 4 and Final APIs!
・Androidデベロッパー/Android Q概要
・Google/Android ベータプログラム
・Google/Android Qベータ版対応機種について