<▲図:Google Pixel 3aとPixel 3a XL> |
そしてソフトバンクでは10日(金曜日)10時より予約受付を開始する。もちろんソフトバンクオンラインショップでも同日同時刻から予約受付を行うため、確実に早期入手したい方はいずれかで予約しておこう。
Pixel 3aとPixel 3a XLは、昨年秋に発売となった「Pixel 3」「Pixel 3 XL」の廉価版とされる位置付けのスマートフォンだが、実際にはそう見劣りするようなこともなく、約半額という価格設定を考慮すると、コストバランスは非常に優れていると思う。また、3.5mmオーディオ端子の搭載など、プラスされた点もある。
ストレージ容量が128GBのモデルはないが、64GBで大抵のユーザーは十分だと思うし、ストレージをかなり食ってしまう大容量のゲームアプリを遊ぶにしても、そうした作品をストレージを圧迫するほどインストールしておかなければ問題ないだろうし、写真/動画撮影も大抵のユーザーはストレージ容量に悩むこともないと思う。一方で、ストレージ容量の大きさを重視する場合には、上位モデルの128GB容量の製品を選ぶ方が無難だろう。
ソフトバンクでの販売価格は一括でPixel 3aが57,120円(税込)、Pixel 3a XLが67,680円。48回払いで25ヶ月目に機種変更する場合(「半額サポート」利用時)は、その時にPixel 3a、Pixel 3a XLが回収されることになるが(回収条件あり)、端末に対する出費は半額になる。すなわち、Pixel 3aは28,560円、Pixel 3a XLは33,840円となる。
半額サポートを利用するならソフトバンクでの購入は実質的に出費を抑えられるが、一括購入する場合にはGoogle Storeでの方が安い。Google StoreだとPixel 3aは48,600円、Pixel 3a XLは60,000円だからだ。
また、ソフトバンクで購入した場合、Googleの有料サービス「Google One」の100GBプラン(月額250円)が6ヶ月間無料で利用できるキャンペーンも実施される。
Pixel 3aとPixel 3a XLのディスプレイは、前者が5.6インチで解像度が1,080 x 2,220ドット、後者が6.0インチで1,080 x 2,160ドット。どちらも有機ELディスプレイ。ただし、HDRには非対応となっている。
<▲図:Pixel 3a> |
<▲図:Pixel 3a XL> |
ボディサイズも画面サイズの違いに応じて異なる。Pixel 3aが70.1 x 151.3mm x 8.2mmなのに対して、Pixel 3a XLは76.1 x 160.1 x 8.2mm。幅も高さもPixel 3a XLの方が大きいが厚みは同じ。重さは前者が147g、後者が167gだ。
実はPixel 3、Pixel 3 XLと比べた場合、今回の新製品のボディは若干大きくなっている。その分、搭載バッテリーの容量が微妙に増えている。
ではCPUとメモリ、ストレージはどうだろうか?
CPUはSnapdragon 670で、メモリ(RAM)は4GB、ストレージは前述の通り64GBとなっている。OSはAndroid 9で、もちろん3年間のOSアップデート保証があるので、長期間に渡って最新のAndroidを使えるという安心感がある。セキュリティアップデートも同様だ。
おそらく喜ぶ方が多いと思うが、Pixel 3aとPixel 3 XLには3.5mmオーディオ端子が搭載されている。これは今使っている機種で3.5mmオーディオ端子にイヤホンを繋いでいる方はそのまま何も気にせずイヤホンを使えるので楽だと思う。もちろん、USB-Cオーディオも利用できる。
筆者はPixel 3(ストレージ容量64GB)を使っているし、ゲームもそこそこ遊んでいるが、ストレージ容量はあまり節約しなくても何とかなっている。写真・動画撮影はあまりしない、というのもあるかもしれない。そうなると、正直な話、スペックに関してはPixel 3aで十分と思うので、多くのユーザーにとってPixel 3aは価格を含めて考えると、かなりオススメしやすい機種と言っていいように思う。
Pixel 3a、Pixel 3a XLは意外と注目のスマートフォンになるかもしれない。
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクオンラインショップ
・Googleストア/Pixel 3aシリーズ製品ページ