<▲写真:2019夏モデルのうちハイエンド機種5機種> |
また、各機種は実機レポート記事も別途用意する予定なので、そちらも参照して欲しい。
さて、まずはラインナップだが下記の通りだ。発売日順で並べている。リンクをクリックするとドコモオンラインショップの製品ページに移動でき、機種ごとのキャンペーンの詳細も説明されている。なお、一部機種は事前予約が16日12時より受付開始となっているので、確実に早期入手したい方は早めに予約しておこう。実際の予約レポートはこちらの記事を参照してほしい。
- Xperia Ace SO-02L:6月1日
- AQUOS R3 SH-04L:6月1日
- Galaxy S10 SC-03L:6月1日
- Galaxy S10+ SC-04L:6月1日
- arrows Be3 F-02L:6月上旬
- Google Pixel 3a:6月上旬
- Xperia 1 SO-03L:6月中旬
- arrows ケータイ F-03L:7月上旬
- Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05L:7月下旬
- LG style2 L-01L:7月
- HUAWEI P30 Pro HW-02L:今夏→発売延期
- SH-03L:今夏
- Wi-Fi STATION SH-05L:今秋
今回のラインナップにおけるハイエンド機種、すなわちスペックの高い機種はAQUOS R3、Galaxy S10シリーズ、Xperia 1、P30 Pro、コストパフォーマンスに優れるミドルエンドの機種はXperia Ace、arrows Be3、LG style2、Pixel 3aとなっている。
ケータイ(フィーチャーフォン)はarrows ケータイとSH-03Lの2機種だがSH-03Lは法人向けの製品。モバイルWi-FiルーターはSH-05Lのみとなっている。シャープ製のモバイルWi-Fiルーターはドコモで初登場だ。
また、ドコモが今年の冬を目標(公式には今年度冬の予定とされている)に提供開始予定の下り最大1576Mbpsの通信速度のサービスに対応する製品はAQUOS R3、Galaxy S10、Galaxy S10+(五輪モデル含む)、Xperia 1となっている。これらの機種を購入しておけば、下り最大1576Mbpsのサービスが始まった時に対応エリアで超高速での通信を利用できる。
以下、各機種の概要と、機種ごとに実施されるキャンペーンを紹介したい(このエリアは随時加筆中。加筆次第更新)。
<Xperia Ace SO-02L>
<▲写真:カラーはパープル、ホワイト、ブラックの3色> |
・発売日:6月1日
・メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
・キャンペーン:人気の音楽フェスのチケットなどが貰えるキャンペーン
・ドコモオンラインショップ/Xperia Ace SO-02Lのページ
・実機レポート記事(公開後にリンクを追加する予定)
2019年夏モデルの「Xperia」は「Xperia Ace」と「Xperia 1」の2機種。Xperia 1は4K有機ELディスプレイ搭載のハイエンド機種で、Xperia Aceは5インチのフルHD+(1,080 x 2,160ドット)の「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用する持ちやすく操作しやすいサイズ感が魅力のコンパクトモデル。ボディのサイズは幅が67mm、高さが140mm、厚さが9.3mmで、重さは154g。当然今夏モデルで最も小さなスマートフォン。正直な話、いまだにこのくらいのサイズが一番操作しやすいと思う。実際とても扱いやすい。
<▲写真:5インチのフルHD+液晶で、扱いやすいサイズ> |
5インチでフルHD+だと十分以上に精細。それでいてSnapdragon 630(オクタコア)、4GBメモリ(RAM)なのでパフォーマンスも十分速い。ストレージ(ROM)は64GB。こちらも普通にゲームも十分入れておける容量。カメラはさすがに背面側も前面側もどちらもシングルセンサーカメラだが、普通にちょっと撮影する分には十分だし、カメラ性能を本格的に求める方はXperia Aceは選ばないと思う。機能面で何か際立ったものがあるわけではないものの、とてもオーソドックスにまとまった良いコンパクトモデル。
注意したいのは搭載されていそうなのに無い機能として、ワンセグ/フルセグには非対応だということ。
<AQUOS R3 SH-04L>
<▲写真:AQUOS R3のカラーは3色> |
・発売日:6月1日
・メーカー:シャープ
・キャンペーン:予約購入でdポイント10000ポイント贈呈、抽選で当たれば追加で15000ポイント
・ドコモオンラインショップ/AQUOS R3 SH-04Lのページ
・実機レポート記事(公開後にリンクを追加する予定)
AQUOS R3は今夏のハイエンドモデルの一つ。Xperia 1の超縦長の4K有機ELディスプレイ、Galaxy S10の画面内指紋認証と8GBメモリ、HUAWEI P30 Proの超高性能カメラと比べると一見普通に見える。というか、さすがに初代「AQUOS R」の時と比べると若干個性に欠ける気もするが、よく出来ていることは確か。Xperia 1のサイズはちょっと人を選ぶ部分もあるので、無難なハイエンドとなると意外とAQUOS R3とGalaxy S10シリーズになるかもしれない。
新開発の「Pro IGZO」は「AQUOS R2」と比べて2倍の明るさと言われているが実際明るい。AQUOS R2の画面が暗いとは特別思わなかったが、並べて比べると明らかに違う。また120HzのハイスピードIGZO表示は健在で、やはり滑らかな表示も嬉しい。ディスプレイの下側ノッチ部のあたりにある指紋認証センサーのタッチナビゲーションキーとしての使い勝手もいい。
<▲写真:上と下にノッチがあるディスプレイ> |
背面メインカメラは標準カメラと動画専用のドラマティックワイドカメラの組み合わせのデュアルカメラ。光学式手ブレ補正の効果もあって結構ブレずに撮れる。
<Galaxy S10 SC-03L>
<▲写真:カラーは左からプリズムブルー、プリズムブラック、プリズムホワイト> |
・発売日:6月1日
・メーカー:サムスン電子
・キャンペーン:予約購入でワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」を全員にプレゼント
・ドコモオンラインショップ/Galaxy S10 SC-03Lのページ
・実機レポート記事(公開後にリンクを追加する予定)
今夏のラインナップではハイエンド機の一つ。Xperia 1やAQUOS R3、P30 Proとの大きな違いの一つがメモリ(RAM)で、Galaxy S10/S10+だけが8GBとなっている。普段からメモリを食うグラフィックの綺麗なゲームを遊ぶ機会が多い方はGalaxy S10シリーズがいいかもしれない。
<▲写真:分かりづらいかもしれないが右上のフロントカメラ部がパンチ穴のようにくり抜かれたディスプレイとなっている> |
また、Galaxy S10のディスプレイは約6.1インチで解像度が1,440 x 3,040ドットのダイナミック有機ELで、非常に明るく美しい描写をしてくれるが形状面でも特徴がある。それはフロントカメラ部分がパンチ穴のようにくり抜かれていること。最近の流行では上部中央に配置されたフロントカメラの周囲を半円形にくり抜く「ノッチ」のあるディスプレイが多いが、Galaxyではくり抜きを採用。フロントの画面占有率は驚異的なレベルにまで上がっている。
加えて、非常に大きな改善だと思うが指紋認証センサーが背面から前面に移った。ディスプレイの下の方に指紋認証センサーエリアが設けられ、なんとディスプレイ内認証が可能となっている。これは超音波指紋認証というもの。さらに、指紋の2Dデータだけでなく深さも測れる3D認証なので、よりセキュリティが改善されている。これは実際に相当便利だと思う。
背面のメインカメラが超広角、望遠、広角のトリプルカメラになっていることも大きな特徴。様々な画角で撮れるようになった便利さと、背景をキレイにぼかしたりできること、AIを活用してのシーンの自動認識機能の改善、撮影ガイドの表示など、色々と便利になっている。また、地味に便利なのはシャッターボタンをドラッグで移動できること。これはなぜ今までこうしなかったのか? と思うほど便利だ。
<Galaxy S10+ SC-04L>
<▲写真:左がGalaxy S10で右がGalaxy S10+。S10+のフロントカメラはデュアルカメラ。そのため、ディスプレイのくり抜きもS10よりも大きい> |
・発売日:6月1日
・メーカー:サムスン電子
・キャンペーン:予約購入でワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」を全員にプレゼント
・ドコモオンラインショップ/Galaxy S10+ SC-04Lのページ
・実機レポート記事(公開後にリンクを追加する予定)
Galaxy S10と同様、今夏のドコモのラインナップにおけるハイエンド機種の一つで、基本的にはGalaxy S10と同じスペック。ただし、ディスプレイ、フロントカメラや冷却設計などの面で違いがある。
まずディスプレイがGalaxy S10の6.1インチに対して6.4インチと若干大きい。そしてフロントカメラがデュアルカメラ仕様となっている。Galaxy S10はシングルカメラ。そのため、フロントカメラを使う機会が多い方にはGalaxy S10+の方がいいかもしれない。ただし、フロントカメラがデュアルカメラになったので、ディスプレイの切り抜きはGalaxy S10よりも大きくなっている。横に長い。また、ボディサイズが大きい分、バッテリー容量も増えている。Galaxy S10の3,300mAhに対して4,000mAhだ。
大きな違いはもう一点あり、冷却設計が異なっている。ベイパーチャンバー冷却システムという冷却設計で、本体の過熱や動作の遅延を防ぎ、快適な状態が長続きしやすい、としているので、ゲーマーにはこちらの方がいいかもしれない。とはいえ、違いはそれくらいなので、単純に大きさで選んでしまってもいいようにも思う。
なお、Galaxy S10+には2020年の東京オリンピックモデルも用意される(詳しくは後述)。
<arrows Be3 F-02L>
<▲写真:米軍の調達基準も満たすタフな設計も魅力。 指紋認証センサーはスクロール操作などにも使用できる> |
・発売日:6月1日
・メーカー:富士通コネクテッドテクノロジーズ
・キャンペーン:購入した先着5,000名に「割れない刑事」オリジナルボールペンをプレゼント
・ドコモオンラインショップ/arrows Be3 F-02Lのページ
・実機レポート記事(公開後にリンクを追加する予定)
arrows Be3は、Xperia Ace、LG style2、Pixel 3aと並び、今夏のラインナップにおけるミドルエンド機種の一つ。価格とスペックのバランスの良いグレードの端末で、CPUはQualcomm SDM450(オクタコア)で、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GB、ディスプレイは約5.6インチの有機ELで解像度は1,080 x 2,220ドットとなっている。ただし、メモリとストレージについてはXperia Ace、LG style2、Pixel 3aが4GB、64GBという構成なので、arrows Be3は少しエントリー向け機種と言ってもいいかもしれない。欲を言えばメモリは4GB欲しいが、その辺りは価格とのバランスなので致し方ないところ。
<▲写真:手頃なサイズで持ちやすい> |
富士通のスマートフォンは大々的にアピールされていなくても毎回タフなボディ設計がなされているが、arrows Be3でも米国国防総省の調達基準である「MIL規格」の23項目の試験をクリアするタフネスさを備えている。泡タイプのハンドソープで洗うこともできる。また、背面の指紋認証センサーはスクロールや拡大などの操作にも使うことができて便利だ。特に拡大操作は画面の強制拡大が可能なので、通常なら拡大できないアプリなどでも拡大できて便利だ。
背面カメラの隣には脈波センサーが搭載され、血管年齢や体のストレスなどを計測できるので健康管理にも結構使えるかもしれない。
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ