au PAYは現状では「au WALLET」アプリに追加された新機能といった感のあるサービスで、au WALLETアプリにバーコードを表示し、対応店舗のレジで読み取ってもらうことで決済できる。現在はauユーザー向けサービスだが、今夏にはオープン化し、auの携帯電話ユーザーでなくても利用できるようになる予定だ。
本格的な展開はそれからだと思うが、最初からオープンに展開されている他社の独立したスマートフォン決済サービスと比べると、au PAYは主にauユーザー向けサービスという位置付けは変わらないかもしれない。au PAYがどう変わっていくのか、というのは今後の状況次第だろう。
なお、現在au PAYでは大幅還元特典を得られるキャンペーンが実施されている。上手く活用するとお得に買い物できるので、auユーザー、au WALLETユーザーは要チェックだ。
まず、au PAYの通常の特典は、0.5%の還元となっている。200円ごとに1ポイントだ。ただし、「auスマートパスプレミアム」の会員の場合は、1.5%還元となる。200円ごとに3ポイントなので悪くない。
<▲表:「au PAY」利用時のポイント還元 詳細> |
そしてキャンペーンだが、「三太郎の日」、すなわち毎月3日、13日、23日に関しては、「au STAR」会員は5%還元(200円ごとに10ポイント)、「auスマートパスプレミアム」会員は20%還元(200円ごとに40ポイント)となる。さすがに20%還元は大きな魅力だ。
加えて、グルメ情報サービスである「食べログ」の特集掲載店かつ対象店舗でのau PAYの利用に関しては、7月31日までは5%還元(200円ごとに10ポイント)の特典がある。
これらを合計すると最大で26.5%還元ということになる。
ただし、ポイント付与は決済月の翌月末から翌々月の上旬をめどに一括付与の形で行われ、付与ポイントは月間で合計5,000ポイントまでとなっているので、あまり高額過ぎる買い物に使っても意味がない。約19,000円の支払い時に26.5%で約5,000ポイント付与されるので、目安はそれくらいだろう。飲食店で使わない場合は三太郎の日の20%と通常特典の1.5%で21.5%となるので、23,000円くらいの買い物に使えばほぼ最大と言えると思う。
大規模還元キャンペーンが大きな話題となったソフトバンクグループ企業が提供するスマホ決済サービス「PayPay」の「第2弾100億円キャンペーン」は終了となってしまったので、現時点ではau PAYの三太郎の日の20%特典はかなり魅力的だ。
【情報元、参考リンク】
・KDDI/プレスリリース