カラーバリエーションはチャコールとサンドストーンの2色。オプションとして角度調節スタンド(ブラック、ホワイトの2色展開で、価格は1,980円)、液晶保護フィルム(1,280円)、延長保証(2年だと1,780円、3年だと2,280円。年数表記は誤解を招く恐れがあるので詳しくは後述)が用意されている。
オプションについては後述するとして、まずはEcho Show 5を見ていきたい。
いわゆる画面付きのスマートスピーカーであって、一般的なタブレットなどと比べると機能は限定的なので注意したい。
5.5インチサイズで解像度が960 x 480ドットのディスプレイを搭載し、1.65インチで出力が4Wのスピーカーを搭載する。
画面があることで音楽を楽しむ際には歌詞を表示できたり、料理のレシピを確認するときには動画や写真などのチェックもできたり、「Echo Show」や「Alexaアプリ」などとの間でビデオ通話をすることもできるし、時計や天気予報も視覚的に確認できる。
本体サイズは約148 x 86 x 73mmと比較的小型だし、重さも約410gと軽量。今回のEcho Show 5は1万円を切る価格設定ということで、約3万円もする初代「Echo Show」ほどの出費にはならないので、画面無しのスマートスピーカーを購入しようと考えている方にも勧めやすい。というのも、最初は画面の必要性を感じていなくても、購入後にやっぱりあった方が便利だな、と感じるシーンは多いと思うため。
しかも、最もコンパクトで最も安価なスマートスピーカー「Echo Dot」でも5,980円で、それほどの価格差はない。もちろん4千円の差はバカにできないが、予算に余裕があるならEcho Show 5の方がいいと思う。それこそ音楽をかける機会が少ないなら、標準モデルの「Echo」やちょっと良い「Echo Plus」などよりもEcho Show 5の方が便利だと思う。ただし、音楽が主要な用途にあるならスピーカーが良い製品の方がいいと思う。
さて、最後にオプションを紹介したい。冒頭で触れたように角度調節スタンド、液晶保護フィルム、延長保証が用意されている。
個人的にはスマートスピーカーは設置場所が確定したらあまり動かさないと思うので、スタンドも無くて構わないように思うが、画面の角度を調節したいと思う需要は多いだろう。画面を見やすい角度は人それぞれだし、設置場所によっても変わってくる。
そのため、角度調節スタンドは便利だと思う。本体とはマグネットでドッキングする形式なので、脱着も手軽。
<▲図:スタンドは本体とマグネットでドッキング。台座の首を傾けて角度調節可能。色はブラックだけじゃなくホワイトもある> |
液晶保護フィルムは反射防止、気泡レス加工が施されたもの。2枚入りなので、1枚がダメになっても予備があることになる。
延長保証サービス自体はTechmark Japanが提供するもので、通常のメーカー保証(1年間)が終了した後、自然故障・不具合、偶発的な事故を対象に保証する、という内容。
ただし注意したいのは、この延長保証プランは年数表記が誤解を招きかねない点だ。2年間プランが1,780円、3年間プランが2,280円となっているが、ここでいう2年間や3年間といった期間にはメーカー保証の1年も含まれている。すなわち、「メーカー保証1年+延長保証」という形で考えると、2年間プランはメーカー保証終了後の1年間の追加保証、3年間プランは2年間の追加保証、ということになる。
結局、メーカー保証を含めて合計で2年間の保証を得たい場合には2年間プラン、3年間なら3年間プランということになる。
Echo Show 5は音を重視しないユーザーなら、Echo、Echo Plus、「Echo Spot」やEcho Showよりも価格も含めて考えると、とても良い製品だと思う。
下に掲載したのはAmazonでの商品リンク。
【情報元、参考リンク】
・Amazon.co.jp/Echo Show 5製品ページ