<▲図:バルーンタイプの新型ドローン。機体側面に超音波振動モジュールを搭載する> |
一見すると普通のバルーンだが、実はドローンなので秒速約20cmでの飛行が可能だ。ドコモは屋内での使用を想定している。
バルーンはヘリウムガスを充填されたもので、その浮力によって浮遊する。要するに普通の風船。その側面に超音波振動モジュールを搭載し、空中での移動に活用する。この超音波振動モジュールを活用して微小の風を起こして飛行する。
<▲図:超音波振動モジュール> |
とても小さな振動と風なので、万一人が触っても安全だという。しかもプロペラを使わないので飛行時の動作音もほとんどなく静かだという利点がある。これは屋内での使用において非常に大きな魅力かもしれない。
ドコモではこのバルーンタイプのドローンをイベント会場、コンサートホールなどの屋内において、空飛ぶ広告や道案内などに活用できると考えている。また、機体に搭載したカメラが撮影した映像と画像解析技術を組み合わせて、空中からの監視や警備ソリューションにも活用できるのではないかとしている。
このドローンは27日から千葉県の幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2019」で「日本電信電話ミカカランド・NTT超未来研究所6」で出展される予定。会場内での操縦デモを体験できるという。関心がある方はニコニコ超会議参加時にチェックしてみよう。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース