<▲図:ユーザーインターフェースの変更について> |
今回の統合・リニューアルではアプリのユーザーインターフェースなども変更となるが、その最新バージョンの「はなして翻訳」は4月1日より提供開始となる予定。
アプリはAndroidとiOS向けに提供され、Android版はAndroid 4.3以上、iOS版はiOS 10.0以上のOSを対象としている。また、ドコモの回線契約の有無によらず、auやソフトバンクなど、ドコモ以外のスマートフォンでも利用できる。
提供料金は無料だが、企業が利用する際に何らかのカスタマイズを希望したり、毎月の利用状況レポートを望む場合などの受託オプションは用意される。そのため、引き続き企業が「はなして翻訳」を自社の希望する形にカスタマイズして利用することも可能となっている。
「はなして翻訳」は2012年11月の提供開始からアプリの累計ダウンロード数が1,100万件を超える人気で、個人のユーザーが多くいるほか、前述した企業向けサービスと海外向けサービスも展開されている。
今回それら3つのサービスが統合することになるが、これによって個人ユーザーが従来は「はなして翻訳 for Biz」でしか使えなかったビジネスユーザー向け機能を利用できるようにもなる。
ちなみに、「はなして翻訳」では対面で話す際に便利な「対面翻訳」機能、電話で通話相手と母国語同士で話せるようにしてくれる「電話翻訳」、カメラで写した言葉を訳して画面に表示してくれる「うつして翻訳」が主な機能となる。
対面翻訳機能はGoogleやMicrosoftなど各社が同様の機能を持つサービス/アプリを提供しているので、必ずしも「はなして翻訳」に頼る必要もないが、「電話翻訳」は「はなして翻訳」がリードできている分野だと思う。
今回のリニューアルでは、これら3つの翻訳機能をすぐに起動できるように、分かりやすい写真付きの大きなボタン(メニュー)表示のユーザーインターフェースが採用されている。意外と便利な「履歴」もすぐに使えるように目立つ位置に配置されている。
また、慣れない方、初めての方でも使いやすいように、音声入力のタイミングを教えてくれるガイド画面も便利そうだ。
<▲図:音声入力画面> |
なお、「はなして翻訳」が現在対応する言語数は12言語。ただし、このうち「電話翻訳」は英語、中国語、韓国語にしか対応していない。もちろん、いずれの言語も日本語との間での翻訳だ。「うつして翻訳」も対応するのは8言語のみとなっている。
「はなして翻訳」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース