「by DAZN」とあるようにスポーツライブ配信サービス「DAZN(ダゾーン)」と連携して提供されるサービス。本来DAZNは有料サービスだが、今回の「docomo Sports VR powered by DAZN」についてはDAZN未加入者でも無料で利用できるようになっている。すなわち、ドコモの携帯電話ユーザーでなくても構わないし、DAZNの会員でなくてもいい、ということだ。
「docomo Sports VR powered by DAZN」では、サッカーJリーグの3試合をVR映像(Gear VRやOculus Go含む)で楽しむことができる。
対象試合は3月10日14時にキックオフの「ベガルタ仙台 vs ヴィッセル神戸」、3月17日14時キックオフの「北海道コンサドーレ札幌 vs 鹿島アントラーズ」、そして3月30日19時キックオフの「大分トリニータ vs サンフレッチェ広島」の3カード。
試合の視聴時には視点(観戦場所)を切り替えることができたり、アバターを使って会話をしながら観戦すること(ソーシャル観戦機能)も可能となっている。また、過去の試合のアーカイブ配信を楽しむこともできる。
筆者は普段VRコンテンツをGear VRとPlayStation VRで楽しんでいるが、スポーツのVR視聴というのはとても良くて、特に洗練されたUIと高解像度でのVR映像配信の場合にはそれなりの料金を支払ってでも見たいと思わせるほどの優良なコンテンツだと思っている。
その一端を恐らく今回の「docomo Sports VR powered by DAZN」でも感じることができるのではないかと思うので、VRコンテンツをあまり見たことがない方は、この機会にぜひ体験してみてほしい。
スポーツとVRというのは本当に相性が良いと思う。
Gear VR、Oculus Go以外の視聴方法、すなわち普通のAndroidスマートフォンやiPhoneのユーザーの場合は、市販のVRゴーグルが必要になってくるので、適当に何かAmazon等で入手しよう(AmazonでのVRゴーグルの検索ページはこちら)。本格的にVR体験をしたくなった場合には、どうしてもリモコンなどの専用コントローラーもしくはゴーグル自体に操作パッド等がついている方がいいが、今回のようにちょっとした映像体験であれば安価な簡易的なVRゴーグルで構わないと思う(1,000円から2,000円ほどの)。
専用コントローラー/リモコンの重要性は、一度本格的にVRコンテンツに感動した上で操作性のストレスを感じないと中々気付かないもので、最終的には必須だと感じるようになると思うが、そうなると今度はそもそものVRプラットフォーム、UIがしっかりしていないとダメだということに気付くので、比較的安価に揃えられる環境としてOculus GoやGear VR、もしくはPlayStation VRなどに行き着くことになる。
Oculusのプラットフォーム(Gear VRもOculusのプラットフォームを利用)は現状では明らかに一番、というか幅広いジャンルのコンテンツを楽しむには唯一のまともな選択肢と言っていい。
そのため、正直な話、4K解像度以上の高精細で本当にリアルで質の高いVRコンテンツを見て感動したり、PlayStation VR用ゲームなどで本当にその場にいる感覚などを味わったことがまだ無い、という方の場合、まずは安価な簡易的なゴーグルでの体験をオススメしたい。中途半端に高価なスマホVRゴーグルを買ってしまうと、結局VRプラットフォームが無いこと、もしくは貧弱なこととコントローラーへの不満を感じてしまうはずで、ゴミになってしまうからだ。私自身がそのルートを辿ってしまって、2つもVRゴーグルがゴミになっているので、勿体無いことをしたと思う。
話が逸れたが、「docomo Sports VR powered by DAZN」自体の使用についてはVRゴーグルは必須ではない。一応ゴーグルなしでも「docomo Sports VR powered by DAZN」自体は使えるようになっている。ただし、当然ながらVRゴーグルがないとVR体験はできない。
なお、冒頭でドコモユーザーである必要もDAZNユーザーである必要もないと記したが、実際の利用にあたっては「dアカウント」を取得しておく必要はあるので注意してほしい。dアカウントはドコモの携帯電話ユーザーでなくても取得可能で、取得(登録)も利用も無料だ。
「docomo Sports VR powered by DAZN」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。Gear VRとOculus GoについてはOculusストアで検索してダウンロードしてほしい。
【情報元、参考リンク】
・「docomo Sports VR powered by DAZN」公式サイト