今回発表されたIoT新製品の価格と発売日は下記の通りだ。
- 睡眠モニター 01:25,000円、3月15日発売予定
- スマートロック 01:29,800円、4月発売予定
- かんたんボタン 01:3,500円、3月28日発売予定
- スマート電球 01:5,000円、4月発売予定
- 火災報知器アダプタ 01:4,800円、4月発売予定
睡眠モニターは、睡眠状態を記録・分析できるようにする機器で、布団の下、マットレスの下などに置いておけばいい。それによって、その上で眠った時のユーザーの体の動きを調べて、心拍数なども計測できるようになっている。もちろん睡眠時間や睡眠の深さなども確認できる。
<▲図:睡眠モニター 01> |
こうした睡眠状態の記録・分析ツールにはスマートウォッチのような腕時計型の機器、もしくは体のどこかに装着しておく小型のウェアラブル機器が以前から存在しているが、それらとの違いはユーザー自身の体には何もつけなくて構わないという点。もちろんスマートフォンを肌身離さずに眠る必要もない。布団の下、ベッドの下(マットレスの下)に配置するだけなので、普段とほぼ変わりない状態で眠れるのはとても魅力的だ。
筆者も以前スマートウォッチやウェアラブル機器を装着したまま寝たり、スマートフォンの睡眠モニター系アプリを使ったこともあるが、どうしても眠りに入る段階で気になっていて、完全にストレスフリーで眠れている感じがせずにいたが、睡眠モニター 01のように布団側に設置する機器の場合はストレスがなさそうだ。
▲図:睡眠モニターは布団やマットの下に設置 |
ただし、価格は25,000円と、一般的なスマートウォッチや活動量計などと比べると高価なので、手を出しにくいかもしれない。
計測したデータの分析はスマートフォン向けアプリで行うことができる。
次にスマートロックだが、こちらは家の玄関ドアなどに設置することで、外出先からスマートフォンで施錠したり解錠したり、そもそも施錠の状態を確認できるようになるロック機器。ドアに内蔵されたサムターンを交換して設置するので手間はかかるが、その分、安心して恒久的に利用できそうだ。
<▲図:スマートロック> |
比較的入手しやすい価格帯ながら意外と便利そうなのは、かんたんボタンだ。
<▲図:かんたんボタンは小さいので壁への設置も可能> |
このボタンには3つのボタンが搭載されていて、それぞれ異なる通知をスマートフォンへ発信できるようになっている。例えば、何か体調が悪い時など緊急時には1番を押す、帰宅時には2番を押すなどのルールを決めて使ってもいいし、家族で一人一人に番号(ボタン)を割り当てて、何か用事がある時に押すようにしてもいいかもしれない。いずれにしても、手頃な物理ボタンでスマートフォンに通知を送ることができる機器というのは、使い方次第でとても便利な役割を果たしてくれそうだ。
スマート電球は、スマートフォンから電球のオン/オフ切り替えや調光などができる、一般的なスマート照明とほぼ同種の商品。火災報知器アダプタは、自宅の火災報知器に接続することで、外出先でもアラートを受け取ることができるようになるアイテム。
<▲図:スマート電球は99段階の調光も可能> |
<▲図:火災報知器アダプタの設置イメージ> |
こうしたホームIoT製品は各社から色々と出てきているが、当然ながらスマートフォンとの相性は良い。というか基本的にスマートフォンがコントロールデバイスとなるため、KDDIだけでなく通信各社も力を入れ始めている。その中でKDDIの場合は「au HOME」プラットフォームで拡充を図っていて、デバイスの数もかなり増えてきた。下に掲載した公式サイトを見れば、色々な商品があることがわかると思う。
【情報元、参考リンク】
・au HOMEデバイス製品ページ
・KDDI/プレスリリース