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JR東日本の51駅で忘れ物対策強化!小さな市販タグ「MAMORIO」を付けた荷物が各駅のスポットに届くとスマホに通知!

MAMORIOと東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は6日、JR線の利用者による忘れ物の早期発見対策として、忘れ物の自動通知サービスの本運用を開始すると発表した。


JR東日本ではこれまで、首都圏の主要4駅で試験的に「MAMORIO Spot」を「お忘れ物承り所」に設置していた。MAMORIO Spotについては後述するが、そのMAMORIO SpotをJR東日本の51駅に設置し、18日より本格的に運用することが決まったということだ。

さて、そのMAMORIOだが、MAMORIO社が販売する紛失防止タグ(トラッカー)のこと。

製品のタイプは形状やバッテリーの持ちの違いなどで複数種類用意されているが、およそ3,000円前後で、サイズも3、4cm程度、重さも3g前後と非常に小さなタグ形状となっている(貼れるタイプもある)。バッテリーも1年程度持つ。

<▲図:MAMORIOの製品リスト(公式サイトより)>

そのタグはBluetooth(正確に言えばBluetooth Low Energy対応)に対応していて、連携しているスマートフォンと距離が離れるとスマートフォンにアラート機能で教えてくれる他、各地に設置された「MAMORIO Spot」と呼ばれるスポット(アンテナ)の通信圏内に入ると通知を届けてくれるようになっている。もちろん他のユーザーが使っているMAMORIOの通知は届かない。自分が使っているMAMORIOのみだ。

さらに、同じMAMORIOのタグを使っているユーザーとすれ違った場合(通信圏内に入った場合)、そのMAMORIO及びそのスマートフォン経由で自分のMAMORIOの位置情報がサーバーにアップロードされる仕組みも備えている。他のMAMORIOユーザーの誰かが自分の落し物の近くを通ってくれさえすれば、その位置を知ることができる、というわけだ。この場合、すれ違ったMAMORIOユーザーには自分のMAMORIOの場所や情報は分からないようになっている。あくまでもシステムが、ユーザーが認知し得ない背後で動いているだけなので、個人情報などを気にする必要はない。

この手の紛失防止タグやサービスは他社も手掛けているが、現状では日本の交通機関への導入はMAMORIOが最も進んでいるように見える。

今回、JR東日本では、冒頭でも述べたように51駅にMAMORIO Spotを設置する。

この51駅でMAMORIOが付けられた忘れ物、落し物が「お忘れ物承り所」に届くと、MAMORIO Spotが検知して、そのMAMORIOの情報をサーバーにアップロードし、ユーザーのスマートフォンに通知を届けてくれる。それによって、ユーザーは自分の荷物がどの駅の「お忘れ物承り所」にあるかということをすぐに知ることができるわけだ。


MAMORIOに限らず、米国などで人気の「Tile(タイル)」や「TrackR(トラッカール)」も含めて日本市場ではまだまだ紛失防止タグは普及していないため、前述した他のユーザーのタグとのすれ違い経由での忘れ物の現在地の突き止めは厳しい。

そのため、MAMORIO Spotのようなタグ検知スポットの設置というのは非常に大きな意味を持っている。今回JR東日本が51駅に拡大することを決めたことはMAMORIOの普及拡大に向けても大きな一手となるかもしれないし、ユーザーにとってもMAMORIO導入を検討し始めるキッカケになり得る。

カバンや財布にMAMORIOのタグを付けておくだけで、駅で落としたり忘れた場合については、すぐに知ることができるのでとても便利だ。



MAMORIO SpotはJR西日本、JR九州、東京メトロなど全国各地の一部路線の一部駅にも設置されているし、バスの営業所などにも展開されているので、意外と結構増えてきている。海外旅行や出張機会が多い方の場合はTrackRの方がいいと思うが、国内で使う場合には今の所はMAMORIOの方がいいと思う。ちなみに、TileやTrackRには違う便利機能というか用途もある。タグにボタンが搭載されていて、ボタンを押すことでスマートフォンにアラートを送ることができるので、TileやTrackRを身に付けておいて、スマートフォンの紛失防止対策に使うこともできる。スマートフォンをよく無くしがち、というか忘れがちな人には便利だと思う。

MAMORIOとTile、TrackRはそれぞれに良さがあるので、用途に応じて使えばいいと思うが、どちらも本当に小さくて軽いので邪魔にならない。

便利なので、関心がある方はチェックしてみよう!

下に掲載したのはAmazon.co.jpでの商品リンク。
Amazon.co.jp内のMAMORIOのページ

  

ちなみに、こちらはTile MateとTrackR。TileやTrackRはもちろんMAMORIOとは全く別の会社の別の製品なので、これを付けてもMAMORIO Spotで検出されることはないので注意して欲しい。

 

【情報元、参考リンク】
JR東日本/プレスリリース(PDF)
MAMORIO公式サイト
TrackR公式サイト
Tile公式サイト

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