au ID、WALLETポイント、au PAY、そしてそれらのサービスを一まとめに扱えるアプリ「au WALLET アプリ」が今夏以降を目処に誰でも利用できるようになる。
通信キャリアが自社のユーザー限定で提供する付加サービスについては、NTTドコモ(以下、ドコモ)が他社よりもオープン化の面では先行している。「dアカウント」はもちろん、ポイントサービスの「dポイント」、動画配信サービスの「dTV」、「dアニメストア」、電子雑誌サービスの「dマガジン」など、様々なサービスが誰でも利用できる形で提供中となっている。実際にコンテンツサービスだけ加入している方も多くいると思う。
auのサービスについては一部はau限定ではないものの、多くのサービスがau限定となっている。
最終的にサービスを広く普及させるためには自社の携帯電話ユーザーに限定せずにオープン化する必要があることは当然の話で、今後加速していきそうだ。オープン化した上で、auユーザーだけの特典などに期待したいところ。
また、KDDIは、決済・金融事業の強化を目的として、中間金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス株式会社」を設立することも明らかにした。
ユーザーにスマホ・セントリックな決済および金融体験を総合的に提供する「スマートマネー構想」を始動するという。
4月1日付で、じぶん銀行、KDDIフィナンシャルサービス、ウェブマネー、KDDIアセットマネジメント、KDDI Reinsurance Corporationの5社が新会社のauフィナンシャルホールディングス傘下に移管される。加えて、その5社、au損害保険、カブドットコム証券の社名が2019年度中にauブランドを冠した名称に統一される予定となっている。
新しい社名は下記の通りだ。
- じぶん銀行 → auじぶん銀行
- KDDIフィナンシャルサービス → auフィナンシャルサービス
- ウェブマネー → au PAY
- KDDIアセットマネジメント → auアセットマネジメント
- KDDI Reinsurance Corporation → au Reinsurance Corporation
- カブドットコム証券 → auカブコム証券
KDDIは、今や多くの人の生活の中心となっているスマートフォンを預金、決済、投資、ローン、保険といった各種サービスの入り口として、「au WALLET」を通してサービスを提供していく。
<▲図:au WALLETアプリについて> |
【情報元、参考リンク】
・KDDI/プレスリリース