とはいえ、実際にはまだまだ奇跡を望まなければならない状況下にあるのではないかと考えられ、シューマッハにとって戦いの日々が続いているのだと想像される。
そんなシューマッハだが、1月3日に50歳の誕生日を迎えている。
そして、誕生日を迎えるタイミングで、コリーナ夫人からのメッセージが発表され、ミハエル・シューマッハの公式アプリのリリースも明らかにされた。
<▲図:シューマッハのインタビュー映像を視聴することもできる> |
このアプリはKeep Fighting Foundationからリリースされたもので、シューマッハの公式バーチャルミュージアムとなっている。
<▲図:アプリ内ホーム画面> |
事故に逢う前に収録されているシューマッハのインタビュー映像、かつてのライバルであるデーモン・ヒルやミカ・ハッキネン、ジャック・ビルヌーブ、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテルらのインタビュー、ジャン・トッドやルカ・ディ・モンテツェモーロ、ロス・ブラウンらシューマッハの黄金時代を共に築いた主要関係者のインタビューなども収録されている。
<▲図:関係者、かつてのライバル達のインタビューなども視聴できる> |
また、シューマッハが駆った歴代のマシン情報、サーキット情報なども収録されている。
<▲図:シューマッハがドライブした歴代マシン> |
<▲図:バーチャルギャラリーでは歴代マシン、ドライビングスーツなどを見ることができる> |
シューマッハのF1史上類を見ない記録の数々を確認することもできる。
<▲図:現在のF1は1シーズン辺りの開催数が増えたり、ポイントシステムも変わってしまい、単純比較をしにくくなってしまったが、シューマッハの記録は驚異的> |
現在のF1では、ルイス・ハミルトンがシューマッハの記録に近付きつつあるが、それでもまだ7度のタイトル獲得は非常に大きなハードルであり、シューマッハに並ぶことができるかどうかは分からない。それこそ2019年シーズン、2020年シーズンにレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンがハミルトンの6度目のタイトル獲得を阻むかもしれないし、フェラーリのベッテル、シャルル・ルクレールが立ちはだかるかもしれない。そして2021シーズンはレギュレーションの刷新によって勢力図がシャッフルされる可能性が高いため、もしハミルトンが2019年、2020年を連覇して7度のタイトルホルダーとなったとしても、8度目というのはさらなる難関になるかもしれない。
とにかく7度のタイトル獲得というのは極めて達成困難な数字であり、シューマッハが長い黄金時代を築いたことの凄さがよくわかる。
<▲図:シューマッハは特にプライベートではユーモラスな表情や穏やかなシーンも多い> |
「Schumacher. The Official App」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。
【情報元、参考リンク】
・Keep Fighting Foundation