<▲図:ローソンでは自分のスマホにバーコードを表示する「ストアスキャン」方式に対応> |
PayPayは昨年実施した大規模な還元キャンペーンによって一気にその名を広く浸透させることに成功したが、クレジットカードの不正利用対策などセキュリティの弱さが指摘されるなど、安心・安全面への懸念も残っている。しかし、クレジットカードの不正利用対策に関しては21日より本人認証サービス「3Dセキュア」への対応を開始するなど対策をとっている。
なお、PayPayには「ストアスキャン」と「ユーザースキャン」という2種類の支払い方法があるが、今回ローソンで対応するのはストアスキャン。
ストアスキャンというのは、ユーザーのスマートフォンでPayPayアプリを起動し、画面に表示させたバーコードをレジで提示し、お店で読み取ってもらう方式。
次にクレジットカードの不正利用対策だが、今回導入した3Dセキュアというのは、クレジットカードを登録する際にパスワード認証を必要とするサービス。クレジットカード番号、名前、有効期限、裏面のセキュリティコードだけでは登録・利用できない。
具体的には、クレジットカード会社で事前に本人認証サービスの利用設定とパスワードの登録を行っておく。
次に、PayPayでクレジットカードを登録するわけだが、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力した後に、一旦クレジットカード会社の認証ページへ移動する。クレジットカード会社の認証ページで前述のパスワードを入力することで本人認証が行われる。認証が無事完了すれば、PayPayにそのクレジットカードを登録できる。
この流れからも分かるように、PayPayにはクレジットカード会社に登録したパスワードが流れるわけではない。クレジットカードを取り扱う(登録する)サービス事業者にパスワード情報が渡らない点も3Dセキュアの特徴の一つとなっている。
なお、「PayPay」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。
【情報元、参考リンク】
・PayPay
・PayPay/プレスリリース(PDF)
・PayPay/3Dセキュア対応について