<▲参考画像:Fossilのスマートウォッチ(今回の売却技術とは必ずしも関係ありません)> |
フォッシルは自社ブランドでのスマートウォッチ、各種ウェアラブル端末の他、傘下のブランド「Misfit」などでも同ジャンルの製品を展開している。フォッシルグループは腕時計だけにとどまらず、様々なファッションアイテムも手掛ける大手メーカーグループだが、前述したようにスマートウェアの分野でも精力的に技術開発を行っている。
今回、Googleがフォッシルグループの技術の一部を買収することになるが、その一環として、該当知的財産に関与している研究開発チームの一部メンバーもGoogleに参画するという。フォッシルグループでは革新的技術の開発に向けて200名以上の研究開発チームを有しているというが、その一部がGoogleに参画し、引き続きスマートウォッチ及びウェアラブル端末等の開発に従事することになるようだ。
近年Googleは自社ブランドのハードウェアを拡充しているが、今後ウェアラブル分野の製品も本格的に強化する意向なのかもしれない。フォッシルグループによれば、今回のGoogleとの取り組みは、両社によるウェアラブル市場への共同投資となるということだ。
フォッシルグループのエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるGreg McKelvey氏によれば、同社ではスマートウォッチの既存のプラットフォームを改善できる可能性を秘めた技術を開発・進化させたとのこと。そして、今後はイノベーションパートナーとなるGoogleと共に、ウェアラブル市場の成長に取り組んでいくという。
スマートウォッチは登場からこれまで革新的な進化は遂げていないと思うが、今後、フォッシルグループとGoogleから大きなイノベーションが期待できるのだとすれば、とても楽しみだ。
【情報元、参考リンク】
・フォッシル
・ミスフィット
・Fossil Group/プレスリリース