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一定期間のアップデート保証等が魅力のAndroid Oneに新機種!「Android One S5」が12月下旬にソフトバンクとワイモバイルから登場へ!

ソフトバンクとウィルコム沖縄は4日、シャープ製のAndroidスマートフォン「Android One S5」を12月下旬以降に発売すると発表した。


シンプルなソフトウェア構成と2年間に最低1回のOSアップデート保証、毎月のセキュリティアップデートが3年間提供されることなどが魅力の「Android One」シリーズの新機種として登場するS5は、「ソフトバンク」と「ワイモバイル」、両方の通信ブランドから発売となるので、ソフトバンク、ワイモバイルどちらの既存ユーザーも機種変更での購入が可能だし、もちろん他社からのMNP、新規購入の際にもソフトバンクとワイモバイル、いずれかを選ぶことができる。

カラーバリエーションはクールシルバー、ダークブルー、ローズピンクの3色。

ソフトバンク版とワイモバイル版でハードウェアに違いはなく、プリインストールアプリがソフトバンクの通信サービスに応じたものかワイモバイルのものかといった程度の差異。販売カラーが違うということもない。

予約受付は12月中旬をめどに開始となる予定だ。

今冬の市場にシャープが投入するスマートフォンには「AQUOS zero」「AQUOS R2 compact」のAQUOSシリーズ2機種があり、AQUOS zeroでは有機ELディスプレイを採用しているが、Android One S5では「IGZO液晶」を使っている。画面サイズは5.5インチで、解像度はフルHD+(2,160 x 1,080ドット)。ボディサイズは71 x 148.1 x 8.1mmで、重さは約149g。最近は大型化が進んでいるスマートフォン市場だけに、中型で手頃なサイズの端末と言える。

プロセッサはQualcomm Snapdragon 450(オクタコア1.8GHz)で、メモリ(RAM)は3GB、ストレージ(ROM)は32GB。多くのゲームアプリを同時にプレイするような使い方だとストレージ容量が厳しいと思うが、そうでなければ十分だろう。

OSはさすがAndroid Oneシリーズということで最新のAndroid 9となっている。

バッテリー容量は2,700mAhで標準的だが、IGZO液晶の省電力性能もあってカタログスペック上はLTE回線使用時で約1,960分の連続通話、約650時間の連続待機が可能としている。実際のところでもそれほど使わなければ2、3日程度バッテリーが持ちそうだ。

ボディは防水・防塵に加えて耐衝撃性能も持つため、落としても安心。

カメラは今流行りのマルチレンズ・マルチセンサーのデュアルカメラやトリプルカメラなどではなく、シングルカメラとなっている。背面搭載のメインカメラは約1200万画素、前面搭載のサブカメラは約800万画素だ。画素数は少ないが、センサーは大型化されており、暗い場所などでも綺麗に撮れるという。それでも、カメラへのこだわりが強い方には向かないかもしれない。一方で、特にそれほどでもない、という場合は十分だと思う。

また、ディスプレイはノッチ(切り欠き)があるタイプではなく、従来通りのスクエア型。最近のハイエンド機と比べるとエッジ部(額縁部分)が細いわけでないので、先進的な見た目というわけでもないが、かといって太過ぎるわけでもなく、非常にオーソドックスなデザインとなっている。

Android Oneシリーズは無難にオススメしやすいAndroidスマートフォンなので、Android One S5は今冬注目の機種の一つと言っていいと思う。

ただし、Android One S5よりもハイエンド寄りの「Android One X5」(LGエレクトロニクス製、こちらの記事参照)も同時発表されているので、より高価であっても高性能のAndroid Oneを欲しい、という方にはAndroid One X5となるだろう。しかし、Android One X5はワイモバイル独占モデルでソフトバンクでは扱わないので、その点には注意が必要だ。

コストパフォーマンスに優れたオーソドックスなスマートフォンを求める方にはAndroid One S5、より高性能なスマートフォンを求める方にはAndroid One X5を勧める形になりそうだ。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンクオンラインショップ
Y!mobileオンラインストア
ソフトバンク/プレスリリース

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