<▲図:楽天モバイルにおけるカラーバリエーションは5色> |
AQUOS sense2はNTTドコモ(以下、ドコモ)とau(KDDI、沖縄セルラー)向けのキャリアモデルと、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営する格安モバイル通信サービスである「UQ mobile」(UQモバイル)ではすでに販売されているが、今後は楽天モバイル、BIGLOBEモバイル、IIJ(IIJmio)などでも取り扱いが始まる。
<▲図:楽天モバイル限定カラーのカーディナルレッド> |
ただし、楽天モバイルでの発売日が27日なのに対してBIGLOBEモバイルでは年明けの2019年1月中旬など、取り扱う通信事業者によって発売日は異なる。また、楽天モバイルとIIJmioでは限定カラーを用意している。楽天モバイルではカーディナルレッド」と基本カラー4色の計5色のカラーバリエーション、IIJmioでは限定カラーの「フレンチピンク」と基本カラーの計5色となっている。
<▲図:一番右がフレンチピンク> |
基本カラーの4色はホワイトシルバー、ニュアンスブラック、アッシュイエロー、アーバンブルー。
カーディナルレッドの発売日は2019年1月中旬以降と、ベースカラー4色から遅れる点には気をつけて欲しい。
<▲図:AQUOS sense2のベースカラー4色> |
販売価格は例えば楽天モバイルの場合、新規契約の一括で29,800円(税別)、機種変更も店舗では同額だがオンラインだと26,820円となっている。もちろん分割払いもできる。
また、ドコモの場合は期間制限なくずっと毎月1,500円引きとなる「docomo with」のラインナップの一つとなっているので、端末代は31,752円ながら長く使えば実質負担額はその分下げられる。
とはいえ、楽天モバイル、BIGLOBEモバイル、IIJmioなどの格安SIM/スマホサービスでも各種キャンペーンを利用すると実質的にはかなり手を出しやすい実質価格になると思う。例えば、IIJmioではAQUOS sense2を購入すると5,000円分のギフトコードをプレゼントするキャンペーンを実施する。
AQUOS sense2は10万円前後のハイエンド機種と比べるとパフォーマンスに劣るのは当然だが、一般的な用途、Webサイトの閲覧やSNS、写真撮影、ハイエンドゲームを除くカジュアルなゲームやカジュアルなアプリなどの場合には十分快適な性能を持っている。また、指紋認証キーをナビゲーションキーとして使うことができるので、操作性に優れる点も魅力的だ。指紋認証キーをタップして「ホーム」、スワイプで「戻る」や「アプリ履歴(マルチタスク)」として使うことができる。
そしていわゆるエントリークラスの機種ながら2,160 x 1,080ドットとフルHD+解像度のIGZO液晶を採用していることも魅力的だ。最近の同クラス帯の機種はフルHDもしくはフルHD+のディスプレイも増えてきたが、依然として若干安価なモデルになるとHD解像度のものもあるので、AQUOS sense2のディスプレイは魅力的だ。
サイズは約5.5インチで、縦横比が18:9と縦長のディスプレイなので、それに伴ってボディの横幅も大きくなり過ぎず持ちやすい。ボディサイズは約148 x 71 x 8.1mmで、重さは約155g。実際に手に取ってみると片手での操作を十分しやすい機種の一つであることに気付くと思う。
ただし、前述したように価格帯なりの基本スペックであり、OSはAndroid 8.1、CPUはQualcomm Snapdragon 450、メモリは3GB、ストレージは32GBとなっている。最新のゲームを頻繁に遊ぶような方には向かないと思う。
一方で、ゲームアプリのようにCPUパワーとメモリ容量を必要とするアプリを除けば大抵のアプリは快適に動く、非常にバランスに優れたスマートフォンに仕上がっている。
カメラについてもAIが最適なシーン認識と設定をしてくれる「AIオート」を搭載するので、手軽に綺麗な写真を撮影できる。AIオート撮影での味付けはInstagramなどでの共有用途を意識してか少し派手目なので、好みではないという方もいると思う。その場合は、従来型のオート機能も選べるので、そちらを使えばいいと思う。
ボディは防水・防塵仕様で、おサイフケータイも搭載する。
細かな字が見にくい方に助かる機能として、文字やアイコンを大きく表示する「かんたんモード」も搭載している。
また、AQUOS sense2は「Android One」シリーズではないが、シャープ自らが2年間で最大2回のOSバージョンアップの提供を保証している、という安心感も備えている。「最大2回」なので実際には1回の可能性もあるが、それでもAndroid Oneシリーズ並みの保証で嬉しい。
メインカメラの有効画素数は約1,200万画素で、シングルセンサーカメラとなっている。サブカメラは約800万画素だ。Bluetoothは4.2、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、搭載バッテリー容量は2,700mAh。
筆者の個人的な感想も入っているが、AQUOS sense2はエントリークラスのスマートフォンとしては安心感もあってオススメしやすい機種の一つだと思う。
【情報元、参考リンク】
・IIJmio
・BIGLOBEモバイル
・楽天モバイル
・UQモバイル
・シャープ/プレスリリース