Google(グーグル)は14日、日本市場で動画配信サービス「YouTube」における新サービスとして「YouTube Music」の提供を開始した。YouTubeの一サービスということで、もちろん動画ベースのサービスだが、そのジャンルをミュージックビデオに絞り、従来のYouTubeよりも音楽に特化した楽しみ方が可能としている。
基本機能は無料で提供されているので気軽に試すことができるが、本格的に常用したい場合には有料の「YouTube Music Premium」が便利だ。
無料ユーザーの場合は通常のYouTube動画と同じく広告表示がされたり、ミュージックビデオのコントロール機能は基本的なものに限定される。しかし、YouTube Music Premiumでは、広告が非表示になり、バックグラウンドでの再生ができたり、Wi-Fi環境下でデータをダウンロードしておいてオフライン再生ができたり、より便利にミュージックビデオを楽しめるようになっている。
気に入った楽曲のミュージックビデオを何度も何度も視聴/再生した経験がある方は多いと思うが、外出先でのモバイル回線の場合、通信データ量が嵩むことも気になると思う。それを回避するためのアプリなどもあるし、そもそもYouTube Musicのように音声を中心に楽しめるアプリもあるが、YouTube Musicの場合はそうしたサードパーティのアプリ無しで、公式に便利な機能が提供されている。
例えば映像をオフにして音声のみ再生させたり、先ほど述べたようにバックグラウンド再生もできるので、それこそ音楽プレイヤーアプリや音楽配信サービスと同じような使い方が可能になる。もちろん映像を見たければ映像も視聴できる。YouTube Musicの普及が進めば、今まで以上にミュージックビデオの質が注目される時代になるかもしれない。
ユーザーの好みにあった楽曲のおすすめ機能もあり、様々な楽曲の中から合いそうな曲を提案してくれる。場所や時間帯別のおすすめ曲なども教えてくれる。
なお、YouTube Music Premiumは加入の際のプラットフォームによって料金が異なるので注意して欲しい。Android及びWebなら月額980円だが、iOS(App Storeからの加入の場合)では月額1,280円と若干高い。なお、仮にApp Store外から加入した方がiPhoneやiPadを使う際に同じGoogleアカウントを利用すればYouTube Music Premiumを利用できてしまうので、iOSユーザーであっても月額980円で利用することはできるようだ。
また、音楽配信サービス「Google Play Music」の定期購読ユーザーであれば追加課金なく、無料でYouTube Music Premiumも利用できる。YouTubeの有料サービスとして上位プランとなる「YouTube Premium」に加入した場合もYouTube Music Premiumを利用できる。YouTube Premiumについてはこちらの記事で紹介しているのでそちらを参照して欲しい。
AndroidとiOS向けに専用アプリが用意されているので、スマートフォン/タブレットのユーザーはぜひダウンロードしておこう。
「YouTube Music」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。
【情報元、参考リンク】
・YouTube Music公式サイト
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