今回完成したスマートルアーαは試作段階のもので、最終製品はルアーメーカーと共同で2019年に販売する予定だという。現在は開発を加速するため、9月に4,000万円の資金調達を行っており、製品販売に向けた複数のルアーメーカーとの協議も進めているという。
スマートルアーαは試作品とはいえ、市販ルアーをモデルに形状や重さはすでにほぼ同じレベルに仕上がっている。自然湖や実験水槽でのテストにおいて、ルアーの加速度、温度、照度などを計測していて、従来であれば高速度カメラのような特殊な機材でなければ確認できなかったルアーの詳細な動きをデータ化することにも成功しているという。
搭載するセンサーモジュールには、低コストでの調達・製造が可能な汎用パーツを使用し、自社開発している。
現在であれば釣りのテクニックは試行錯誤をしながら地道に一つ一つ覚えていく必要があるが、スマートルアーがあれば感覚的なものだけでなく、より詳しいデータを確認していけるので、今までよりも効率よくルアーアクションを学んでいけそうだ。また、いずれにしてもスマートルアーを使うこと自体、それによって得られる情報をチェックすること自体が新たな釣りの楽しみとなりそうで、非常に楽しみな製品だ。
【情報元、参考リンク】
・スマートルアー公式サイト
・スマートルアー/プレスリリース