<▲図:左から順に閉じた状態、途中段階、開いた状態> |
継ぎ目のない1枚のディスプレイを折り畳んだり開いたりできるスマートフォンで、同社はそのディスプレイを「Infinity Flex Display」と呼んでいる。この折り畳み可能なディスプレイは今後Androidで正式にサポートされることも明らかにされており、最終製品としてInfinity Flex Display搭載スマートフォンができるだけ早く登場することが期待される。
サムスン電子の「Galaxy」シリーズでは画面の端の部分を曲げたディスプレイをすでに採用しているため、曲面ディスプレイが珍しいわけではないが、今回発表されたそれとは全く異なるもの。単にディスプレイを曲げた状態で固定できるわけでなく、後から自由に曲げることができるようになっている。
まさに紙のような自由度で、開いた状態ではタブレットクラスのサイズのディスプレイとして使え、折り畳むとボディサイズは半分になり、ガラケークラスの見た目になる。
<▲図:閉じた状態だと縦長ボディのスマートフォンとして片手操作も楽々> |
<▲図:地図などは開いた状態だと広く表示できて見やすい> |
しかもこの開発機の面白い点は背面にもディスプレイを搭載し、内面ディスプレイとシームレスに切り替えることができることだ。
このInfinity Flex Display搭載機が世に出ると、小型のタブレット市場は完全に食われてしまうかもしれない。それくらいのインパクトがある。ディスプレイが分割されていて、ヒンジで繋ぎ、2枚のディスプレイを1枚として扱える機種なら過去にも存在していたが、Infinity Flex Displayの場合、継ぎ目がないという点が非常に大きな魅力だ。
【情報元、参考リンク】
・Samsung Developer Conference 2018