HUAWEI Mate 20 liteの市場想定価格は39,800円(税抜)とされているが、販売チャネルがビックカメラグループに限定された製品のため、ビックカメラ、ソフマップ、コジマにおける価格が実際の販売価格となる。ビックカメラ、ソフマップの店舗は近くにない方が多いと思うが、コジマは全国各地にあるため、販売チャネル限定モデルとはいえ、意外と入手しやすい機種だと言っていいかもしれない。
中間価格帯の機種だが、ハイエンド機種と比べても遜色ない仕上がりのデザインに加え、フルHD以上の解像度を持つディスプレイに高性能なダブルレンズAIカメラ、急速充電にも対応した大容量のバッテリー、基本性能の高さと、非常にコストパフォーマンスに優れたスマートフォンだ。
まずは基本スペックを確認していきたい。
OSはAndroid 8.1で、ファーウェイ独自のUIである「EMUI」はバージョン8.2、プロセッサはファーウェイグループの「Kirin 710」(オクタコア:2.2GHz x 4 + 1.7GHz x 4)、メモリ(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GB、ディスプレイは約6.3インチサイズで解像度が2,340 x 1,080ドットの液晶。少し前ならハイエンドクラスだし、今でも十分ハイエンドに近い。
カメラはメインカメラが約2000万画素と200万画素のセンサーによるダブルレンズカメラで、インカメラが約2400万画素と200万画素の組み合わせによるダブルレンズカメラ。どちらもAIを活用していて、難しい設定要らずでAIによる自動的なシーン認識と設定で手軽にクオリティの高い写真を撮影できる。
<▲図:メインカメラは22シーン認識対応のダブルレンズAIカメラ> |
しかも、AIはシーン認識だけでなく構図のアシストもしてくれる。AIが地表や海の水平線を認識し、構図をうまい具合に補正してくれるので、普段構図がちょっと傾いたりしがち、という方にはかなり便利かもしれない。
<▲図:インカメラも8シーン認識対応の高解像度ダブルレンズAIカメラ> |
AIシーン認識はメインカメラでは22種類から、インカメラでは8種類からとなっている。また、まるでスタジオ撮影のような立体的な陰影効果でポートレート撮影をできる「3Dライティング」機能も搭載しているので、自撮りのクオリティは相当なレベルになると思う。
バッテリーの容量は3,750mAhで、9V 2Aの急速充電に対応している。
ボディサイズは約158.3 x 75.3 x 7.6mmで、重さは約172g。カラーバリエーションはサファイアブルーとブラックの2色。一点残念な点は防水・防塵仕様ではないこと。その点には注意が必要だ。
通信性能に関してはNTTドコモ(以下、ドコモ)、ソフトバンク、au、いずれの「VoLTE」にも対応する。ただし、auのVoLTEに関してはソフトウェア更新(アップデート)を適用して対応する形。ドコモとソフトバンクのVoLTEには出荷時点で対応している。
なお、SIMカードは2枚挿入可能だが、1枚分に関してはmicroSDカードと共用トレイとなっているので、microSDカードを入れるとSIMカードは1枚しか入れられない。microSDカードを使わなければ2枚のSIMカードを同時挿入して、「DSDV」の利用が可能となっている。
<▲図:スペック表(※クリックして拡大)> |
【情報元、参考リンク】
・ファーウェイ/HUAWEI Mate 20 lite製品ページ
・ビックカメラ
・ソフマップ
・コジマ