おしゃべり案内板では、3DCGもしくは実写のキャラクターとの対話を通して、案内・受付を行ってもらうことができる。ドコモの「AIエージェント基盤」を活用していて、キャラクターや背景、対話シナリオ(案内する内容や話し方など)をカスタマイズすることができるので、企業や自治体がそれぞれの望む形にカスタマイズして導入できるようになっている。
今回発表されたおしゃべり案内板で注目すべき点はもちろん今述べたシステム自体が主なものだが、もう一つ注目したい点は3DCGキャラクター「Saya」とのコラボレーションだ。
Sayaは、夫婦で活動するクリエイター「TELYUKA」が手掛けるオリジナルのバーチャルヒューマンであり、2015年に発表された際、世界中で話題になった。一見しただけでは実写との区別が付かないクオリティの3DCGで、CG技術の進化を見せてくれたプロジェクトだ。
おしゃべり案内板では、そのSayaとコラボレーションしており、導入企業や自治体はSayaによる案内を活用できるようになっている。
11月上旬から順次、おしゃべり案内板は成田国際空港内ドコモ ワールドカウンター成田第2、高尾山、沖縄のバスターミナル、ショールームなどへ設置されるので、見かけた方はぜひ利用してみよう。これらの場所への設置は実証実験のためで、実験は2019年3月31日まで行われ、2019年度内に商用化を目指すという。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/プレスリリース(PDF)
・TELYUKA公式サイト