<▲図:自動時刻合わせもスマートフォンとの連携で可能> |
NOWA WATCHはクラシックなアナログ腕時計とスマート機能を融合させたハイブリッドウォッチ。見た目は普通の機械式のアナログ時計だが、歩数・移動距離・睡眠時間などを計測し、スマートフォンでそれらのデータを確認できる。さらに、スマートフォンへの着信をさりげなくLEDが点滅して教えてくれたり、クラウンを押すことで電話を拒否(切る)したり、カメラの遠隔シャッターとして使うこともできる。
遠隔シャッター機能は、スマートフォンのカメラを使って写真撮影を行う際、NOWA WATCHのクラウンをシャッターボタンとして使うことができる機能。複数人での記念撮影などの際に遠隔でシャッターを切れて便利だし、普段の自撮りでもスマートフォンを離した場所においての撮影ができて便利だ。
NOWA WATCHからスマートフォンの音を鳴らすこともできるので、「あれ? スマホどこに置いたっけ?」といったシーンでも腕に装着したNOWA WATCHのクラウンを2回押すことで探して出すことができる。ただし、Bluetooth圏外になると鳴らせないので注意したい。逆に鳴らせない場合は近くにはないことがわかる。
もう一つスマートフォンとの連携で利用できる機能の一つに自動時刻合わせ機能がある。スマートフォンとBluetoothで連携し、時刻を自動調整できるので、例えば海外にいった時も自動的に現地の時間に調整されて便利だろう。
この辺りの機能はスマートウォッチなどのウェアラブル端末では一般的で、NOWA WATCHもソツなく搭載している。
NOWA WATCHは市販のボタン電池「CR2025」を使っていて、最大で約8ヶ月間持つとされ、毎日のように充電する必要がないことも魅力的だ。
ただし、常時Bluetoothがオンになっている場合はそこまで持たないという。それでも、スマートウォッチモードでの目安として6ヶ月から8ヶ月とされているので、約半年は持ちそうだ。スマートウォッチとしての機能をあまり使わないのであれば、もっと持つようだ。アナログ時計モードのみでの使用だと約2年間持つという。
公式のQ&Aを見ると、必要な時以外はBluetoothを切っておくことを勧めているので、寝るときは切っていた方が無難かもしれない。Bluetoothがオフの状態でも各種センサーによる計測は動いているので、歩数や睡眠記録などは記録される。
なお、歩数、移動距離等のデータのスマートフォンでの表示/管理に使えるのはGoogle FitとAppleのヘルスケア。専用のフィットネスアプリが用意されているわけではないので何か独自の機能があるわけではない一方で、将来的に他のスマートウォッチに変えた時でも基本的にどの製品もGoogle Fitとヘルスケアには対応しているので、ずっとそれらで管理できる。筆者も色々なウェアラブル端末を使ってきたが、個人的にはGoogle Fitで十分な気がする。独自の機能は最初は目新しく感じるが、大体は飽きて、標準的な機能で十分だと思い始める。
NOWA WATCHの本体内には1週間分のデータを保持できるので、1週間に1度はスマートフォンと接続し、データを同期しておく必要がある。その点には注意が必要だ。
<▲図:計測データの管理はGoogle Fit、Appleのヘルスケアを使用> |
電池交換は一般的な腕時計と同様、時計専門店で行ってもらえる。料金は時計店によるがおよそ1,000円程度だろう。
なお、同社はNOWA WATCHが世界最薄と紹介しているが、実際の厚さは9.75mm。Apple Watchなどに代表される他社の多くのスマートウォッチよりも1mm前後薄いということになる。極端に薄いというわけではないが、10mm程度の厚さの製品における1mmの差は結構大きいと思う。直径は約40mmだ。
バンド(ベルト)は製品パッケージに付いてくるが、市販のバンドも使える。
<▲図:ボディについて> |
今回の販売はクラウドファンディングサービス上での販売となるが、1年間のメーカー保証が付いてくる。
販売価格は付属するバンドなどの違いで異なるが、18,900円からとなっている。
<▲図:パッケージ> |
ハイブリッドウォッチには他社製品もあるが、NOWA WATCHは公開されている情報を見る限り、クラシックな腕時計デザインをしつつ、スマートウェアとしての基本的計測機能を持ち、2万円前後の価格帯ということで個人的にはかなり魅力的に見える。本記事執筆時点ではまだ完売していないが、日本市場でもヒットする可能性が十分ありそうなので要注目だ。
【情報元、参考リンク】
・NOWA WATCH販売サイト
電池交換後の時計合わせが、できず時計も針が動いていない。どうすれば同期できるのか教えてほしい
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