<▲図:AQUOS zero> |
最大の特徴は長年「IGZO液晶」を採用していたシャープがスマートフォンでは初となる同社製の有機ELディスプレイを採用したこと。解像度は2,992 x 1,440ドット。しかも、全面が微妙にカーブを描く全体曲面ディスプレイとなっている。
<▲図:全体が局面になったディスプレイを採用> |
さらにディスプレイサイズが6.2インチと比較的大型ながらボディの重さが約146gと超軽量だという点が大きな魅力だ。6.2インチサイズで3,000mAh超の容量のバッテリーを積みつつ146gというのは驚異的な軽さで、実際に体感できるレベル。数値で見てもディスプレイサイズが6インチ以上、バッテリー容量が3000mAh超のスマートフォンとしては世界最軽量となる。
今回導入した有機ELディスプレイではデジタルシネマの標準規格である「DCI-P3」の広色域を100%カバーし、コントラストも100万:1と非常に優れている。HDR対応はもちろんだが、先端規格である「Dolby Vision」にも対応。オーディオ面でも「Dolby Atmos」対応となっている。
ディスプレイが若干カーブした全体曲面になっていることで、指の動きにあった自然なタッチ操作を行えるという。
非常に軽いボディを実現したAQUOS zeroだが、有機ELを採用したことでバックライトが不要になる上、ボディ側面にマグネシウム合金、背面に軽量ながら高強度のアラミド繊維を使うことで徹底的な軽量化を図っている。
基本スペックも高く、プロセッサはQualcomm Snapdragon 845、メモリ(RAM)は6GB、ストレージ(ROM)は128GBとハイグレードだ。
もう一つ大きな特徴として、2つの充電ICを併用して充電時の発熱を抑える「パラレル充電」と呼ぶ技術を導入している。充電しながらでも従来の機種のような高温にならずに重い処理のゲームアプリなどを楽しめるという。
一時期スマートフォン市場で低迷していたシャープだが、「AQUOS R」で復活を遂げた。AQUOS R以降は品質も向上し、国内市場で競争力を増しているが、今回再びヒットの可能性を秘めた端末が登場する。お世辞抜きで大注目だろう。
(追記・修正)
AQUOS zeroはソフトバンク独占モデルとなることが明らかになっています。残念ながらドコモ、auからは発売されないということになります。
【情報元、参考リンク】
・シャープ/AQUOS zero特設サイト
・ドコモオンラインショップ
・au Online Shop
・ソフトバンクオンラインショップ