ソフトバンクとヤフーは27日、両社の合弁会社であるPayPay(ペイペイ)株式会社が今秋をめどにスマートフォンの画面にバーコードやQRコードを表示させ、レジなどで読み取ることで決済できるサービス「PayPay」を提供すると発表した。
このサービスはソフトバンク・ビジョン・ファンドのポートフォリオカンパニーでインド最大の決済サービス事業者であるPaytmと連携し、同社の技術を活用して構築され、提供される。
スマートフォンのディスプレイにバーコードを表示して、それを読み取ることで決済できるサービスは他にもあるが、この形態のサービスの魅力はスマートフォンのハードウェアが「おサイフケータイ/NFC」に対応していなくても構わないため、非常に多くの機種をサポートできることにある。また、加盟店舗側でも特別な専用機器を用意する必要がなく、手軽に導入でき、そのコストも低く抑えられる、という利点がある。
それこそ海外メーカー製のSIMフリーAndroidスマートフォンやiPhoneなど、新旧問わず莫大な数の機種で利用できる。
レジ等で読み取ることで決済できるPayPayだが、実際の支払いはサービスに登録したクレジットカードか電子マネーから行われる。
また、件名にも記したように店舗側がレジ付近などに提示したQRコードをユーザーがスマートフォンのアプリで読み取る方式でも決済できる。
今回、今秋からPayPayの提供が始まることを受けて、現在ヤフーが提供している「Yahoo!ウォレット」のスマホ決済機能の提供を終了することも明らかにされている。PayPayとYahoo! JAPAN IDが連携され、「Yahoo! JAPAN」アプリからPayPayの機能を利用できるようになる予定。
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