西日本を襲った記録的な豪雨の被害を受けた方への通信事業者の支援措置がいくつか発表されているが、今回新たに高速データ通信量についてもどのような措置をとるのか明らかにされた。
基本的にはデータ量が無償で追加される、もしくは契約プランに定められたデータ量を超過した場合でも速度制限を掛けない、というものだ。
まずは各支援措置の対象者だが、各社共通で、災害救助法が適用された地域に契約者住所もしくは請求書の送付先住所が設定されているユーザー。
NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ひとまず7月31日までの間、被災地域のユーザーに対して速度制限を一時的に撤廃する。通常ならデータ量を超過すると月末まで通信速度が最大128kbpsに制限されてしまうが、支援措置として対象者には速度制限を掛けない。これについてユーザー側での設定や申し込み等の手間は不要。自動的に行われる。
au(KDDI/沖縄セルラー)は、ひとまず10GBの高速データ通信量を追加する。5日以降にデータチャージを行い、データ量を自分で追加してしまった方についても、それが10GBまでであれば無料化される。
ソフトバンク/ワイモバイルは8月31日までの間、対象者によるデータ通信量追加費用を無料化する。
最終的にはauもドコモとソフトバンクと同じく無料で追加できるデータ量の上限を撤廃するのではないかと思うが、本記事執筆時点で発表されている措置としてはドコモとソフトバンク、ワイモバイルのみが無制限で、auのみ10GBまでの追加が無料、という内容になっている。
【情報元、参考リンク】
・NTTドコモ/データ通信の速度制限解除を実施
・KDDI/平成30年7月豪雨で被災されたお客さまに対するデータ通信容量10GBの追加について
・ソフトバンク/追加データ購入料金の無償化について
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