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【一条真人的Androidライフ】第142回:「Dead by Daylight」という夏の夜の夢

「Dead by Daylight」というPCゲームが世界的なヒットとなっている。PS4にも移植されているので、遊んだことのある人も多いことだろう。

<▲図:「Identity V」の紹介画像>

このゲームは非対称バトルロワイヤルゲームとも分類されるようだが、1人の殺人鬼と4人の生存者との闘いが行われるサバイバルホラーだ。

生存者はそれぞれ若干の特性の違いはあるものの人間。

一方の殺人鬼も何種類(何人)かいて、プレイヤーは好きな殺人鬼を選択してプレイできるのだが、映画の殺人鬼をモチーフにしており、プレイヤーは様々な遊び方、楽しみ方をできるようになっている。

チェーンソーで殺すことができる殺人鬼もいるし、斧を投げて殺すことができる殺人鬼もいる。透明になることができる殺人鬼や瞬間移動できる殺人鬼もいる。どの殺人鬼を選ぶかでプレイスタイルが変わってくる訳だ。

そんなDead by DaylightのAndroid版とも呼べるゲームが最近Google Playに登場した。だが、子供向けにデフォルメされた印象で、オリジナル版における殺すときの血がほとばしるような感覚はなくなってしまった。

まあ、ゲームの名前も「Identity V」と変わっているので、期待する方が悪いのかも知れない。

日本のAndroid市場はお子様が多いので、オリジナル版はプレイさせないということなのだろうか? とも思ったが、実際には日本に限らずグローバル向けに関してもDead by Daylight自体のモバイル版ゲームがないので、どの道オリジナルをスマートフォンで遊ぶすべはない。

Identity VはDead by Daylightを開発したカナダのBehaviour Interactiveと提携を結んだ中国のIT大手NetEaseのゲームスタジオNetEase Gamesが運営するゲームで、Dead by Daylightの開発チームも関わっているのに、わざわざ子供向けに変えている。ちなみにGoogle Play(日本向け)でのレーティングは12歳以上を対象としたものにしている。オリジナルのDead by Daylightはもちろん18歳以上対象だ。



そういえば、YouTubeは小学生がよく見ているという話がある。

それも、母親のスマホで見ている子供が多いという話まである。

もしかしたら、売れそうなAndroidゲームはみんな子供向けになっていってしまうのだろうか?


なお、「Identity V」アプリは下記リンク先からダウンロードできる。



【情報元、参考リンク】
「Dead by Daylight」公式サイト


記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo
ブログ:一条真人メモ

クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。

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