<▲図:Xperia XZ2 Premium SO-04K> |
前機種同様に4K(3840×2160ドット)高精細HDRディスプレイを搭載し、新たにソニー独自の「Motion Eye Dual」カメラを搭載した“プレミアム”なXperiaである。なお、同モデルがauからも「Xperia XZ2 Premium SOV37」として8月中旬以降に発売される。
さて、それではソニーらしい最先端のAV機能全部入りスマートフォンXperia XZ2 Premiumを紹介していきたい。
<▲図:カラーバリエーションはクロムシルバーとクロムブラックの2色> |
画面サイズは約5.8インチでアスペクト比9:16。
前述した通り4Kの高精細「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載し、大きな変更点として前モデルよりも明るさが約30%アップしているという。これにHDR映像表現の幅が広まっている。
<▲図:アスペクト比は9:16> |
アスペクト比が9:16のディスプレイということで、デザインの“新しさ”は感じられないが、大画面で高精細というのは他のスマートフォンにはない魅力である。
なお、ボディの横幅は約80mmとかなり大きく、質量も230g台と重い。特に重さに関しては実機を触って判断して欲しいところ。
<▲図:背面はラウンドした新しい世代のデザイン> |
背面はラウンドした新しい世代のデザインとなり、前モデルよりも手にフィットするようになった。
側面のデザインも変更となったため、指紋センサーは背面となった。カメラに触れてしまわないよう配慮しているのか、中央寄りの下の方にあるため、指紋センサーを触るために指を下げなければいけない点が気になった。
<▲図:指紋認証センサーは背面に搭載する> |
そして、Xperia XZ2シリーズの中で唯一のデュアルカメラを搭載するのがXperia XZ2 Premiumだ。
<▲図:デュアルカメラを搭載する> |
そのデュアルカメラは、1/2.3型のモノクロ約1220万画素、カラー約1920万画素の「Exmor RS for mobile」を搭載する。開放F値はモノクロセンサーが1.6、カラーセンサーが1.8と明るい。
この2つのイメージセンサーで静止画では最高ISO感度51200の高感度を実現。キャンドルライトのみのような暗所でも、その雰囲気を残しつつ明るく綺麗に撮ることができる。動画ではISO12800の高感度撮影が可能だ。
<▲図:HDR動画撮影が可能> |
また、Xperia XZ2シリーズは、単体でのHDR動画撮影が可能となっている。撮影時にHDRをオンにするだけで、白飛びに強い美しい動画撮影が楽しめる。
ドコモが開催した新製品発表会における展示場では、撮影時にHDRの違いを見せるデモが行われていた。下に掲載した写真において、左がHDRオフの状態だが、ランプが明るすぎて白飛びしてしまっている。右は白飛びせずにランプの模様もしっかりと映っている。周囲の明るさはどちらも同じであるため、HDRによって輝度部分が拡張されていることがわかる。
<▲図:動画撮影におけるHDRのオン(右側)とオフ(左側)の違い> |
さらに、従来では白飛びして苦手だった、窓越しに外を撮影するシーンでも輝度差で白飛びすることなく、Xperia XZ2は青空までしっかりと再現している。
<▲図:従来は白飛びしやすかった窓越しでの撮影でも青空まで再現できている> |
こうして撮影した4K HDR動画を、そのまま4Kディスプレイで視聴できるのがXperia XZ2 Premiumの大きな特徴だ。
動画のHDRは静止画のHDRと異なり、光を感じることができるリアリティや、新しい映像表現の可能性がある。このHDRを1台で撮影と視聴できるXperia XZ2 Premiumに魅力を感じずにはいられない。
このハイスペックな最先端のAV機能を支えるべく、プロセッサ(SoC)にはQualcommのハイエンド「Snapdragon 845」を搭載。そのほか、RAMは6GB、ストレージは64GB、バッテリーは3400mAh(予定)としている。
また、通信面ではドコモの「PREMIUM 4G」に対応し、受信時最大988Mbpsの高速通信が可能である。
<▲図:Xperia XZ2 Premium> |
Xperia XZ2 Premiumは、4K HDRディスプレイだけではなく、カメラもプレミアム仕様となった最上位モデルである。ネット配信のHDRコンテンツの視聴や、静止画および動画撮影などを多く行うユーザーに最適な1台だ。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
・ドコモオンラインショップ/Xperia XZ2 Premium製品ページ