KDDI、ワイヤ・アンド・ワイヤレス、ソフトバンクは25日、富士山におけるモバイル通信サービスと公衆無線LANサービス(Wi-Fiサービス)の提供計画を明らかにした。毎年富士山の開山に合わせたこの時期にはNTTドコモ(以下、ドコモ)も含めて通信各社が富士山における通信環境の整備計画を発表するが、今年はまずは前述の3社が予定を明らかにした。
KDDI(au)は7月4日より順次、富士山頂の4G LTEエリア化を行う。富士山頂のエリア化は一部エリアから順次行われ、最終的にエリア化が完了するのは7月14日の予定。登山口および登山道に関しては一年を通して4G LTEを利用できる。
一方、ワイヤ・アンド・ワイヤレスは7月より無料のWi-Fiサービス「富士山 Wi-Fi」を今年も提供する。
「富士山 Wi-Fi」は、静岡県および山梨県と協定を締結の上、富士山の全山小屋を含む49ヶ所で提供されるが、今年は訪日外国人の利用が急増している清水港へもサービスエリアを拡大する。富士山へ向かう海の玄関口でも利用可能とすることで、富士山静岡空港と合わせて観光客の利便性向上を図るという。
次にソフトバンクだが、こちらも7月上旬より富士山頂や山小屋などにおいて4G LTEおよび3Gの通信サービスを提供する。さらに、今年は前年度の利用状況や需要予測に基づき、富士吉田口五合目周辺エリアの電波対策として、新たに基地局を設置し、さらなる無線品質の向上を図るという。
なお、ソフトバンクについても登山口・登山道については通年サービスの利用が可能となっている。
【情報元、参考リンク】
・KDDIおよびワイヤ・アンド・ワイヤレス/プレスリリース
・ソフトバンク/プレスリリース
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